70歳時、手元にいくらお金があるか?
大学を22歳で卒業してすぐに就職したと
仮定すれば、20代では約8年間働けます。
20代のときの平均年収をざっくり400万円
と仮定し、30代の10年間は600万円と
仮定し、40代は700万円、50代は800万
円、60代は600万円と仮定した場合、
70歳まで働いたときにはこうなります。
20代・・・400万円× 8年=3200万円
30代・・・600万円×10年=6000万円
40代・・・700万円×10年=7000万円
50代・・・800万円×10年=8000万円
60代・・・600万円×10年=6000万円
合計 3億200万円
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よく、サラリーマンの生涯収入は3億円と言われ
ますが、まあだいたいそれに近い数字だろうと
思います。
上記の試算に加えて、退職金や利息や配当金
などが入れば実際の収入はもう少し増えるかも
しれません。
問題は、こうして自分が大学卒業後の50年近く
の期間に稼ぐ3億円がいつの間にどこへ消えて
しまうのか?・・・ということです。
70歳になるころに手元に残っているお金がいくら
かによって、自分が使ってきたお金がいくらなの
かも判明します。
もしも、70歳の時にほとんど貯金がないとしたら
・・・億円単位のお金が消えてしまったわけです。
そう考えるとちょっとビックリ!・・・ですね。
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さて、問題はその後です。
70歳を過ぎ、企業体という労働市場から追い出
されてしまった後にサラリーマンが得られるのは
「公的年金」だけです。
もらえる年金は1年間で約80万円~200万円
くらいです。
その年金も、収入が多い高齢者についてはいよ
いよ減額の方向で政府の経済財政諮問会議は
検討に入ったようです。
年金だけで生活設計を組み立てるのはけっこう
キツイと思います。
サラリーマン時代の蓄えを残しておくことも大切
ですし、年金以外の収入源を設けておくことも
大切だと思います。
最も大事なことは、70歳になってから考えて
はもう遅い・・・その年齢からでは間に合わな
いということです。
70歳になってから始めることは80歳・90歳を
見据えたことなら可能ですが、明日からの生活
のためにそのときに行動しようとしてもムリ・・・
です。
では、いつから考えておくか?
いつとは言わず、今日にでも(今でしょ!)
考えてみることが大事だと思います。