究極のリスクヘッジ法=「ドルコスト平均法」
投資・投機において、一気に対象物を買わ
ないで、あえて購入する時期を意図的に
ずらして買う方法があります。
これは結構良い方法だと思います。
なぜなら、価格変動リスクを分散することが
できるからです。
購入時期をずらす=時間を味方にすることに
つながります。
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この方法を利用して、長期にわたって積立投資
をするやり方が「ドルコスト平均法」と呼ばれる
投資方法で、究極のリスクヘッジ法・・・とも
呼ばれています。
たとえば、毎月定額的に3万円を積立投資
(投機)するとします。
投資対象が株式として1ヶ月目は株価が3万円、
2か月目は株価1万円、3か月目は株価3万円、
4か月目は株価1万円・・・・・・と仮になったとき、
交互に3万円と1万円を繰り返して買っている
ので1年後には平均買い値2万円で買っている
とカン違いしがちですが、計算上はそうでは
ありません。
1か月目・・・3万円×1株
2か月目・・・1万円×3株
3か月目・・・3万円×1株
4か月目・・・1万円×3株
5か月目・・・3万円×1株
6か月目・・・1万円×3株
7か月目・・・3万円×1株
8か月目・・・1万円×3株
9か月目・・・3万円×1株
10か月目・・・1万円×3株
11か月目・・・3万円×1株
12か月目・・・1万円×3株
12ヶ月=1年 経つとこうなります。
購入株数・・・・・・24株
購入金額・・・・・・36万円
平均買値・・・・・・36÷24=15,000円
したがって、2万円で売っても儲かります。
3万円と1万円で交互に買っていたけど、
平均買値(コスト)が2万円以下になるところ
が、この「ドルコスト平均法」のすごいところ
です。
投機の極意は、いかにして安く買うかです
(まあ、投資もそうですが・・・)。
一定額を積立投資するドルコスト平均法は、
金融商品を安く買い貯めていく機械的で
非感情的手法として、それなりに良い手法
だと思います。