舞台『まゆをひそめて、僕を笑って』観劇レポート | 旅人・ホテルライター・旅行貯金コラムニスト・アイドル演劇応援ライター・スーパーYTの人生の縮図(仮)

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今年57歳、人生折り返しを迎えても、旺盛な好奇心と反骨精神を持って生きていく、そんな独身おじさんのブログです。

僕のテーマである旅・ホテル・旅行貯金・アイドル・観劇等の他、政治・社会問題も書きます。

それでは今更ではありますが、先日観賞しました舞台『まゆをひそめて、僕を笑って』の感想をレポートさせていただきます。


まずは今回の物語のあらすじを舞台公式サイトより引用させていただきます。

   (引用はじめ)   

恋愛経験はあるものの、心より人を好きになった経験の無いセイヤ(藤原季節)は美術学校で講師を勤めながら、年下のマー(岡本あずさ)と体の関係を持っていた。

マーは自身にとって初恋の人であるセイヤと、関係がハッキリとしたないまま、続けていても良いのか、唯一のマーの親友であるカズハ(仲谷明香)に相談を続けている。

セイヤの務める美術学校に通い、自身の経験から約束のある男女関係に嫌気が差していたジュリア(福田麻由子)。
講師と生徒の関係であるセイヤと、セイヤの先輩タケウチ(風藤康二・風藤松原)をきっかけに互いに興味を持ち始め、徐々に二人は心に恋を芽生え始めさせていく。

同じ美術学校に目的も無く通い日々を意味無く過ごしているモク(佐伯大地)と一人の時間が嫌いなコトノ(伊藤寧々)。
ジュリアと仲の良いハル(平嶋夏海)と四人でつるむこともしばしば。
しかし、そこにジュリアとセイヤの恋仲が絡まり始めた事で…

__リアルな若者が描く、リアルな若者ラブストーリー。

   (引用おわり)


まず思うたのは、今の若い人たちには、この物語のような恋愛模様が違和感なく存在できるってことやね。二股が二股でなかったりとかね。

普通やったら二股かけることに罪悪感を感じるものやけど、彼らにはそれほどのものは感じないってことか。

なんて言うたらエエんか、僕たちの世代(1960年代生まれ)の人間にはちょっと考えられないものがあるんやけど、これがリアルな若者なんかいな?ってとこやね。


今回の舞台、特徴的なこととして、ステージ上には(ターンテーブル上に)ベッドが一台置かれてあり、その回りにキャスト8名分の椅子が置かれてあったんや。

演じているキャストは椅子をベッド近くに移動させて演技し、演じていないキャストはその椅子に無表情で座って進行を見守るって形がとられていたんや。

公演前に上演時間中出ずっぱりやって言う情報があったが、開演から終演までステージ上にはいてたんで、出ずっぱりって言葉を使うたんやな。

なるほど、そういう意味やったんか。


ただ今回はほとんど主役・セイヤ役の藤原季節さんと準主役・ジュリア役の福田麻由子さんの二人がほとんど演じていたんや。後の6名は完全な脇役やね。特にハル役のなっちゃんこと平嶋夏海さんやカズハ役のなかやんこと仲谷明香さんは、正直言うてチョイ役やったね。(涙)

なっちゃんは僅かな出番、ほとんど笑っていたし、なかやんに至っては……、言うのやめときます。(号泣) それにしても、この舞台になっちゃんとなかやん、ホンマに必要やったの?


その脇役勢のなかでこの方はとなると、コトノ役の伊藤寧々さんを挙げておきたい。クライマックスで、モク役の佐伯大地さんに怒り、彼をを殺そうとするシーンがあったんやが、これ、ホンマに迫真の演技やったね。モクに対しての悲しさや悔しさ、怒りが直接伝わる演技やったと思う。

その伊藤さん、僕は知らなかったんやが、実は乃木坂46の元メンバーやったんやね。乃木坂ファンの皆さん、スンマヘン。でも卒業して2年半、本格的な舞台は今回で2回目やそうや。そして公式プロフィールによると運動神経は優れているようや。幅広い活躍が期待できる女優さんなのかも。

今後伊藤さんがどんな女優を目指すかは分からないが、覚えておいて損はないと思いました。


こんなところやけど、次の舞台鑑賞の予定は、現在のところありません。(笑) でも7月以降、いつもの定番の演目やるのかな? それとも? 決まったらまた書きますわ。