お疲れ様です。

私たちは日々
起こるモノゴトを知覚して
そのモノゴトに対して
感情を持ったり
リアクションをとったりして
生活しております。

つまり、
現実の物事を知覚・認識する

感情が起こる・行動を起こす

となります。






実はこの間にもう一つの過程があります。
それが「自動思考」というものです。
自動思考とは自動的にアタマに浮かぶ思考のことです。

上記チャートに付け加えると

現実の物事を知覚・認識する

自動思考

感情が起こる・行動を起こす

となります。





分かりにくいので例を挙げます。

少年が「犬」を認識する

「怖い」という感情が生まれる
となったとします。

このとき少年の中に起こった自動思考は
「犬は自分に危害を加える存在である」
ですよね。

だから、犬に対して「怖い」という感情を発生させるに至ったんですね。

でも、別の少年が同じ犬に出会ったときに
別の少年が「犬」を認識する

「遊びたい」という感情が生まれる
こともあります。

このとき少年の中に起こった自動思考は
「犬は自分に楽しい時間を与えてくれる存在である」
ですよね。

この差は何なんでしょう。






お気づきの方も多いと思いますが
これ、
マーク・ダグラス氏の著書「ゾーン」に出てくる「犬と少年」の話です。
ここではダグラス氏とは別の表現で書かせていただきました。

犬に恐怖を感じた少年と
犬に好意を感じた少年
この差は「自動思考」にあります。
「自動思考」とは瞬時に浮かんでくる「認知のクセ」のことです。
「認知」とはモノゴトに対する根本的な考え方・価値観・イメージなどのことを指します。

この「認知のクセ」は、多くは少年のこれまでの経験から培われます。
過去に犬に吠えられた、噛まれたなどの経験をした少年
過去に犬とよく遊んでいた、幸せな時間を過ごした少年
では、犬に対しての「認知」が違います。
だから、その反応として出てくる感情・行動に違いが出ます。





そう。「自動思考」は脳が「認知」によって
「現実の物事」を解釈した結果なんです。
その結果としての感情の変化、行動なんです。

じゃあ、犬を怖がる少年が
犬を怖がらなくていいようになるにはどうするか。
その少年の犬を怖がる「要素」を洗い出して
それを今目の前にいる犬と同じかどうか
「検証」するしかないですよね。

しっぽ振ってるか
うなり声あげてるか
などなど・・・

「犬」への恐怖を克服したいなら。





もうお分かりですね。
これをトレードに当てはめるとどうなるか。

リスクの取り過ぎ・資金管理の欠落
ナンピン・マーチンゲール
などの「よろしくない」と言われているトレードから脱却するためには
「要素」を洗い出して
「検証」していくしかないですよね。

「トレード」で勝ちたいならば。






・・・ただし、この「要素」というもの。
多分にメンタル部分のものが多くあり、
これを見つけるのが難しいこと難しいこと(^▽^;)

こればっかりは
人それぞれのこれまでの「来し方」「生きてきた軌跡」に寄るのでねぇ。
過去の自分と向き合う必要があって、
そのためには自己肯定感を養う必要があって・・・
とまあ、結構な難しさを伴いますよね。
長くなるのでここではこれだけに留めておきますが。

こうして自分の「認知」を変えて「自動思考」を変えていこうというアプローチ。
これを認知再構成法といいます。

認知再構成とは認知を変化させるコトです。
認知を変えると、自動思考が変わる。
自動思考が変わると引き起こされる感情が変化する。

つまり認知を変えればモノゴトに対して起きる感情や行動も変えられる。
ってことです。本質的なアプローチです。

これは認知行動療法のひとつです。





私も精神保健福祉士しとりましたんで
こういう認知行動療法に関わってきました。
数百人の方の回復支援に関わりましたが、
実際に上手くいった人はとても少ないのが現実です。
上手くいったように見える人でも、
認知行動療法終了後、数年で元に戻る人が大多数です。


それは自分を変えることを本人が
「心の底から」願っていなかったこと
「覚悟を決めれなかった」こと
などにあるのかなと思いますが、

主にはそこに至るまでの
本人の自己肯定感を育む私らの支援が不足していたのか
とか色々反省しておりました。






まあ、ともかく、
認知を変えるってことは
とても大変な作業だということは
ご理解していただければと思います。

皆さんの周りに
トレードで勝てんで、もがいてるトレーダーさんがおられても
その人なりに認知を変えようと
戦っている最中なんだとご理解いただいて
そっと見守ってやっていただきたいですね。

その人の「認知のクセ」を探る
最短にいるのはその人自身ですから。




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