実は、僕は一時トマトの冷たいパスタが流行した頃、冷たいパスタが大嫌いだった。
なぜか、微妙に味がのらない。
パスタの食感も微妙。
のらない味のために、ソースが濃くなる。そして、なぜか、原価が高くつく。
まさに、負のスパイラルってわけだ。

そして、いろんな工夫もしました。
パスタを冷やすこおりみずに塩を入れてみたり、水に落とさず冷凍庫で冷やしてみたり。
でも、なんかうまくいかない。

そして、八年の月日が経ち、出会った答えが今の冷たいパスタです!

以前、修業させていただいたシェフがやっていた方法が、目からウロコ。
まさしく、美味しい冷たいパスタの可能性に出会えたのです。

キーポイントは2つ。
手打ちパスタを使うこと、温かいパスタ同様に鍋で仕上げ、氷をまわりにあてたボールで冷やすことです。
ん?単純?
だけど難しいんです。いろいろ。
茹で上げる固さとか、水分量とか。

何で手打ちがいいかって、使ってる小麦もあると思うのですが、(うちら、はるゆたかという国産小麦です。)冷やすとぶよぶよにならず、コシがでるんです。
そして、乾麺より幅をもたせられる。

氷に直接落とさないので、味が抜けない。

正直、うまいっす。

だけど、難点が…
時間がかかるので、昼にできない。
1人かかりっきりになる。
おいしすぎて他の店で食べられない、などなど。

いまは、イカスミの生地、トマトの生地などでやってまし。
もうしばらくすると、セロリの生地もでてきます。

お楽しみに。

今、ランチでもやれるように、鋭意試作中。
今年の夏中には…



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