今日も801で背骨のコンサルテーションをしていて
痛みがなかなか治らないという方がいました。
毎日ストレッチしたり、トレーニングしたり
何をやっても痛みが増すばかり
そういうことで僕のところに来たので
体を診ていくと
彼女が自分で曲げると痛くて曲がらないのに
僕が曲げると痛みもなく、スムーズに曲がる。
よくよく聞いていると
痛みのある場所を見つけては伸ばしたり、動かしたりしているようでした。
その人のメンタリティは
痛みを感じるなんて弱い人間だ!
もっと鍛えて強くならなきゃ!
こういう感じ。
僕は言いました。
痛みを感じるのは普通のことです。
弱いから痛いんじゃなく
痛いから弱ってるんじゃないの?
確かに!
弱いというのが悪いことになっている人は意外と多い気がします。
弱さは相手に気がつく上でも、自分に気がつく上でも
必要なこと。
心が弱いよりも、心は貧しい方が悲しい。
強い、弱いで計るのではなく、深みや豊かさを身につけたい。
自分に鞭を打つのなら、弱さに鞭打つのではなく
強さを発揮する時に打てばいい。
自分の弱さに鞭打つと他人の弱さにも鞭を振りかざしてしまう。
鍛えるのは足りないからというよりは、自分の能力を引き出しやすくするためだと思いませんか?