赤ちゃんを見ていると
「嫌われたくない」「~とは違う」「良く見せたい」など比較することによって生じる感情がない
愛されることを当然と思い、自分より良いものは無いと言わんばかりの笑顔で近づいてくる。
しかし、他者を意識し始めると、この比較によってもたらされる感情が湧き出てきて
自分を良く魅せようとしてみたり、嫌われまいとしてみたりし出す。
他者よりも愛されたい、他者よりも豊かでありたい
そう思うことで努力できることもあるが、エゴイスティックになることもある。
赤ちゃんはそんな努力を必要としない
その代わり、一人で生きてはいけない
可愛がられないと生きていけないのだ。
大きくなれば可愛さも変化し、一人で自立することも求められる。
生き残るには他者に勝る何かが必要になる。
それを求め、知恵を絞り、可愛さを演出し、力強さをアピールして
違いを強調する。
これは人間が同質の物に集まる習性があるためにその中で個性を際立たせないと
ならないからなのか?
そして、その中で弱いものほど、他者に依存したアピールの仕方をする。
人のせいにする人はその集団で最もスキルが無く、力も無く、不安に駆られた状態である人だと思う。
人のせいにするのも、人との違いを示すのも比較する事が前提にあるが、
どちらもテリトリーを確保する行動の現われなのかもしれない。