他人を評価するときどうしても悪い面に目が向きます。
マイナスの評価。
これは決していい結果には結びつきません。
なぜなら、相手もあなたにマイナスの評価をしているから。
人間、誰しも悪く言われたくありません。
だから、ダメだしされたら辛くなります。
「あなただってダメでしょ」と言いたくなります。
マイナスの評価を下している自分にはエゴがあります。
立場や違い、強さ、能力に差をつけようとします。
だから相手を落として自分が上がります。
でもこれは自分が行きたい場所にたどり着けない、欲しいものが手に入らないなどがあり、
今いる場所を理想郷にしようとしていませんか?
その理想はあなた自身が考えている空想でしかありません。
共有するには共に学び、共に働き、共に努力する必要があります。
そのためにはプラス評価しなくちゃ。
ひとつひとつが出来ていくプロセスを楽しまなくちゃ。
プラス評価は甘やかしではありません。
丁寧に接することです。
丁寧に接したらマイナスに評価しにくくありませんか?
見た目が映えない絵を見て、即座に「ダメな絵だ」というのは丁寧じゃない。
くまなく丁寧に見て、いいところ探して、気に入らないところも見て「この絵は色彩は暗いけど、タッチが細やかで人の表情が豊かですね。でも、やっぱりこの空間には明るい色彩の絵を飾った方がいいんじゃないかな?」
と評価されたら?これはマイナス評価ではないよね。プラスもある。救われた面がある。あとは色彩を明るくすればいいだけですから。
焦りや執着心は言葉が軽くなる。
喉からポロッと出ちゃう。
その言葉が人を傷つける。否定し、マイナスにしてしまう。
丁寧に丁寧に、そこにいる人は必ずあなたを救ってくれる人だから。
足元を見て。言葉を呑み込んで。よく目で見て。
現実としておこっていることを。
そんなに深刻ではないから。
ほら、プラスの部分が見えてこない?