よく「自然治癒力を高めましょう」と言います。(私達の業界は)
とは言っても、一般的に自然治癒力って言われてもよくわからないですよね。
生き物は自分で自分の体を治す力が元々備わっています。
免疫系がその代表です。
外敵が入ってきたら排除したり、病気や怪我に対して傷んだ組織を回復させたり。
姿勢やバランスも正しい状態に戻ろうとしています。
しかし、同じことの繰り返しがおこると「このままでいいや」ってなります。
その前には何らかのメッセージとして痛みや苦痛や違和感で知らせたりしているのですが、
無視し続けていると、「もういいよ」ってすねちゃいます。
要するに体が「こいつ治る気ないな」って判断するのです。
「治したい」というのは人任せでは決して治りません。
治るイメージが固まった人は回復が早いですし、なぜ治りたいかが明確な人は治りやすいです。
だから、僕は治るイメージを持たせる工夫をします。
楽な感覚を体に教えます。
治りたい理由を見つけます。
そして僕も「治したい」と伝えます。
僕のメッセージをきちんと受け取ってくれたときは、回復が非常に早くなります。
受け取ってくれないときはメッセージの発信方法を変えます。
ある意味「痛み」も自然治癒力が示す防御反応だと思います。
だから、痛みが必要な体には何が必要なのか考えます。
休息
やる気
甘え
喜び
運動
などなど・・・。
自然治癒力は目に見えません。
だから体の声を聞き、心の声を聞き、刺激するのです。
楽に手放せる痛みならいいのですが、手放すことに抵抗する痛みは手放すのにも
痛みを伴います。これがいわゆる好転反応。
急激な変化に体が驚き、抵抗します。
それでも体は必ず良くなります。
それを信じて施術します。
「自然治癒力」それはあなたが持つ未来への可能性だから。