ライフ・イットセルフ 未来に続く物語

 

【原題】SCOPE/アメリカ(2018年)

【監督・脚本】ダン・フォーゲルマン

【出演】オスカー・アイザック,オリヴィア・ワイルド,マンディ・パティンキン,オリヴィア・クック,サミュエル・L・ジャクソン,アネット・ベニング,アントニオ・バンデラス,他

【あらすじ】ニューヨークで学生時代から付き合っていたウィル(オスカー・アイザック)とアビー(オリヴィア・ワイルド)は、第一子の誕生を間近に控え幸せに満ちあふれていたが、悲惨な事故に巻き込まれる。一方、旅先のニューヨークで偶然その事故に深く関わってしまった少年は、その出来事をきっかけに、スペインで両親と父の雇い主であるオリーブ園のオーナー(アントニオ・バンデラス)の人生を変えることになる。

(シネマトゥデイより引用)

 

色んな人の人生が交差する群像劇ですが、クリスマスシーズンに楽しく観る映画とはまた一線を画する人間ドラマです。

こういう雰囲気の作品好きなので、少し期待しすぎていたところはあるのかもしれません。だけど、それにしてもあまりにも不幸が多過ぎて、いまいち乗り切れず…

登場人物同士のつながりが徐々に明らかになり、問題の答え合わせをしているような、パズルのピースがはまっていくような感覚を味わいながら観れるのは良かったです。

ただ、幸せの絶頂から一変、ドン底とも思える悲劇が映し出されるのが只々しんどくて… 泣けるとかではない苦しさが襲ってきました。

何世代にも渡り受け継がれる命の物語が、それぞれの心の中で生き続けるっていうのはわかるし、ふと大好きな『リメンバー・ミー』を思い浮かべたりもして。

試練を乗り越えて、新しい一歩を踏み出すというところは『アダムズ・アップル』でも描かれていたけど、どちらかというとあの映画の方がすんなり心に響いてきたかも。まあ、作風はまったく違うので比べられないんですけど^^;

私は未見ですが、お好きな方も多いであろう、ある映画のコスプレをするシーンがあったりして、映画ネタでも楽しめますし、ボブ・ディランが好きならまた違った見方もできたのかもと思ってみたり…。

人生は悲しみもあれば幸せもある… この映画はきっと、人知れず深い悲しみに暮れている人たちへの応援歌となる作品なのかもしれません。私はそれ程の試練をまだ味わっていないということなのかな。

キャストの豪華さも見どころのひとつ。オスカー・アイザックをはじめ、オリヴィア・ワイルド、アネット・ベニング、アントニオ・バンデラス、オリヴィア・クックと数奇な運命に翻弄される人たちを熱演してましたよ。

 

(画像はすべてお借りしました)

 

最近観始めたドラマ『THIS IS US』の企画・脚本・製作総指揮を手掛けるダン・フォーゲルマンが長年温め書き上げた家族の物語で、ボブ・ディランからも楽曲の使用許可が下りたほど脚本を気に入ったそうで。きっといい映画なんですよね(汗)

ネットでは評価されてるので私の感性がおかしいんだと思うけど、合う合わないってやっぱりあるなぁとしみじみ感じた作品です(もしかしたらホルモンバランスかもですが・笑)

 

マッツ祭り終わりましたが、何気にオスカー・アイザック祭りも始まってました!(勝手にやってます・笑) 『スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け』が楽しみですね!

 

明日明後日と叔父の初命日で実家に帰ります。近くに紅葉の穴場があるので、明後日はそちらにも行ってみようと思ってます。コメントいただいてもお返事が遅くなるかもしれません。すみません。