リメンバー・ミー

 

【原題】COCO/アメリカ(2017年)

【監督】リー・アンクリッチ,エイドリアン・モリーナ

【声の出演】アンソニー・ゴンザレス,ガエル・ガルシア・ベルナル,ベンジャミン・プラット,アラナ・ユーバック,他

【ストーリー】過去の出来事が原因で、家族ともども音楽を禁止されている少年ミゲル。ある日、先祖が家族に会いにくるという死者の日に開催される音楽コンテストに出ることを決める。伝説的ミュージシャンであるデラクルスの霊廟に飾られたギターを手にして出場するが、それを弾いた瞬間にミゲルは死者の国に迷い込んでしまう。元の世界に戻れずに困っていると、ヘクターという謎めいたガイコツが現れ……。

(シネマトゥデイより引用)

 

昨日、この映画を観てから、私が咄嗟に口ずさむ歌が“This Is Me”から“Remember Me”に変わりましたよ(笑)

とっても良かったです!  日本ではお盆にご先祖様が帰ってくると言うけど、メキシコには死者の日ってあるんですね。国は違っても死者を弔う気持ちは同じというか。

家族にどんな暗い歴史があったとしても、音楽禁止は辛いなぁ。自分の夢を叶えるためにとった行動で少年ミゲルは死者の国に迷い込んでしまうのですが…。

ここからは本当にどんなあらすじもネタバレになりそうだからストーリーにはあまり触れないでおこうかな(^_^;)

見どころは何と言っても美しい映像! マリーゴールドの花でオレンジ色に染まった街並みや、死者の世界のカラフルさに思わずうっとりです。それと、ラテンのリズムで体が動いてしまいそうになる楽曲たち♬

そして、主人公ミゲルが自分の夢に向かって一生懸命なのがいい。詰まるところ、それが家族のためにもなってるし。ミゲルの声を演じるアンソニー・ゴンザレス君の歌声はもちろん、話す声も可愛らしいです。

死者の国でミゲルを助けてくれるヘクターの声をガエル・ガルシア・ベルナルが演じてて、それも個人的には魅力の一つでした。アカデミー賞授賞式で彼が歌った“リメンバー・ミー”は話題になってましたが、映画観てからはあれで良かったんやーってなりました。そういう風に優しく歌うところだったんですね。

 原題は『COCO』で、ミゲルのひいおばあちゃんの名前なんですが、ココが味噌です(ダジャレ^^;)。わんちゃんのダンテも鍵を握ってるかな。

観終わってしみじみ感じることは、もっとご先祖様を大事にしなきゃということ。そして、自分も家族の誰かに思い出してもらえるような存在にならなきゃなぁと(^_^)

後半からはタオルハンカチ握りしめての鑑賞でした。終盤には拭いても拭いても涙が溢れました。過去、そして現在に繋がる家族の絆を描いていて、老若男女誰でも楽しめる素敵な作品です!

ただ、小さい子はガイコツ怖がったりしないかとかいう心配はあるのかな(^-^;

 

(画像はすべてお借りしました)

 

アカデミー賞長編アニメ部門でオスカーを獲得したのも納得。あの時のガエル君嬉しそうでした。『シェイプ・オブ・ウォーター』が作品賞獲った時に同郷のギレルモ・デル・トロ監督と笑顔でハグしてたの可愛かったんですよね(*^^)。

アカデミー賞授賞式は同時通訳では分からなかったところとかあったし、字幕版を録画して良かったです。

 

昨日の鑑賞は家族の絆を描いた作品が2本でした。こういうの観ると家族を大切にしようと思うんですが、なかなか…^^; 無下にしてるわけでもないんですけどね(*^^*) 

雪の影響で今年はまだ実家にも帰ってないんです。お墓参りは無理でも、仏壇に手を合わせたくなりました。そして、久々に母にも会いたいなぁ。いつも電話だけだから…。