夢は果てしなく「霧ヶ峰式はとKー14型」log2 | SUNPAPA FACTORY

夢は果てしなく「霧ヶ峰式はとKー14型」log2

昨夜「霧ヶ峰式はとKー14型」を依頼されたオーナーから

一冊の本が送られてきた。

「男爵の愛した翼たち」の上下巻であった。

$SUNPAPA FACTORY

男爵とは、航空機の黎明時代から発展期に

活躍した、宮原旭氏の事である。

自ら設計技師として、戦前から多くの小型機や

グライダー開発に寄与するかたわら、

写真家として航空史を彩る貴重な写真や映像を

アルバムとして残していた。

その写真を編纂したのが「男爵の愛した翼たち」である。

氏は「鳥人間コンテスト」の主催者としても高名であり

SUNPAPAはこの類希な飛行機愛好家と

「アビエーター」の映画でデカプリオが演じた

航空機史上最も有名なハワード・ヒューズ

ダブって見えたのである。

ハワード・ヒューズの話は他国籍なので禁句(笑)

この場では語らないが、

何れにせよ航空機に魅せられた男の真骨頂を、

この一冊の本からうかがい知ることが出来る。

「霧ヶ峰式はとKー14型」は、戦後の民間航空再開後、

グライダー訓練を普及する目的で

氏が霧ヶ峰製作所に依頼して

50機近く製造したプライマリーであった。

「鳩」と名付けられたのは、戦争の道具にされてきた飛行機

平和利用される事を切に願っての命名であった

          と、

SUNPAPAはかってに解釈したが、その後宮原氏は、

ハングライダー・マイクロプレーン・自作航空機等の

スポーツ航空発展のために尽力したことからも、

氏の人柄が偲ばれるのである。

戦後、航空機復興の夢を託した その原点が

まさに「霧ヶ峰式はとKー14型」であったのだ

SUNPAPAは静かに 萌えた 燃えた