この日の参加者は8名でした。3月に入り参加申し込みも増えており、作業工程上、週半ばで募集を一旦止めましたが、先週今週、初めての方にも多く参加頂けました。

 

震災発生から6年経ち、その後どうなったんだろう?と思っている方も多いと思います。夏を越すと写真が全てダメになるのでは?と、各地で急ピッチで洗浄作業を最初の年は進めていましたが、今でも何らかの形で写真洗浄が続いています。初めて参加される方も、ずっと現地のことが気になっていたという方が多いです。

 

12日の作業は2手に分かれ、最終的な仕上げの作業や、パソコン上でデータと現物が一致しているかの確認などを行いました。その後、アルバムを象徴する代表的な写真や、特に重要な手がかり情報(名前など)をアルバムの表面に貼り、持ち主の方がご自身のアルバムを探しやすくなるよう施します。

 

今回お預かりした写真は、これまで誰も手を出せなかったくらい損傷の大きなものが多かったですが、洗浄前と比べるとかなり綺麗になりました。持ち主の元へ届くことを祈りながら、データと現物を現地の返却場に戻します。画像面同士くっついて裏しか見えなかった写真も、表が見えるようになりました。現物はあるのに閲覧用パソコン上ではデータがなかったアルバムもあり、補完して閲覧出来るように出来ればと思います。

 

3月後半~4月前半の予定が決まりました。引き続き、新年度もよろしくお願い致します。

 


写真. 綺麗になった写真をアルバムに詰めて仕上げました(一部)