のんたんは,買い物が大好きです.買い物が大好きな人間が認知症になると,買い物をしたことを忘れ,次々,購入という結末で悩んでいる家庭も多いかと思います.うちも,悩まされています.

私がとった策としては,まず,キャッシュカードを預かる.このことにより,自由にお金が引き出せなくなります.本人から,とりあげることは,本当に大変です.預かるためには,日頃の関係が重要なので,親のお金をせびるなどはしない方が,親が認知症になった時には楽かもしれません.
私は,いちおう,のんたんから,金銭的には信頼があるため,何度もなくしたから(本当の本当になくしたのは一度.ただ,家の中でなくなることが多々ありました.)という理由で,預かりました.もちろん,本人,預かったの忘れますよ.何度も確認され,自分で管理すると言いだします.根気よく,何度もなくして,会社をお休みして,カードを申請し直した話をおおげさにして,預かったままに・・・

次にくるのは,お金を渡すタイミング.あまり少なくなりすぎると,ストレス度が高いため,ある程度のお金を持たせることも重要.ただし,買い物をしてしまうため,うちでは高額なものを購入できない額を持たせるようにしています.のんたん,財布なんてところにお金は入ってません.いろんなところにちりじりバラバラ・・・荷物を揃えるふりをして,のぞいて,調査します.怪しまれないようにすることが大変です.

最後は,この世の中,内金って,ばかな制度があるんですよね.この内金で,のんたんは予約してきてしまいます.今日も,5万円の指輪を予約.明日お金をおろしてきて・・・と頼まれてしまいました.明日は時間かせぎをして,あさってまで覚えてなければ,キャンセルすることにしよう・・・内金を入れると,お店の予約書みたいのをもらうので,それをみせてきたときに,さっと,お店だけチェック.そして,電話番号は,控えず,ネット検索.ネットが発達していて,良かった!ここで,強行にキャンセルすると,のんたんの病気にも良くないんですよね.ということで,もめずに忘れていたら,キャンセルというのが無難です.

今日も帰宅早々,疲れてしまいました.