才能の欠如
片付けるのが異常に下手である。
もっと言えば、ものぐさで片付け嫌いである。
もう、amazonのダンボールが冷蔵庫の上に山積みになってたり、ペットボトルの空いたのが台所に並んでたり、部屋の真ん中にジーパンが転がってたり、空のワックスが5個トーテムポールのように積み上げてあったり、玄関に靴が出しっぱなしだったり、賞味期限がとっくに切れた玉子が冷蔵庫にあったり、いっぱい食べてみたらお腹を壊したり、高田純次に憧れたり、アホみたいな顔していたり、ネクタイで眼鏡を拭いてみたり、バーゲンで買ったものが車のタイヤだけだったりするわけだ。
そんな感じで片付けの才能は、忘れたまま生まれたらしい。
つまり出来損ないである。
死んだらええのに。
まあ、O型のせいである。
きっと。
血液型占いは信じないが。
そんな良い感じに人生を悲観していても、これぽっちも片付かないので、模様替えを思いついたわけである。
ありえないほどの一念発起だ。
何しろ、丁度一年ほど前、引越し屋の兄ちゃんが適当に置いた配置のまま、見た感じ殆ど変わっていないのである。
本が入ったダンボールすら大した変化無しだ。
もう何かがおかしい。
几帳面な人が見たら、凄い勢いで片付けるか、記憶から消して、無かった事にされる事だろう。
多分無かった事にされるので間違いない。
あと兎に角スペースを無駄遣いしている。
ワンルームなのに部屋の中にでかい冷蔵庫があったりする。
全く持って要らん。
ビールと冷凍した食材が入れば大体良いのに。
ご飯は作るけど、大体大した物喰ってないんだから。
そんなわけで、春までに部屋の模様替えをするとここに宣言してみる。
きっと来たくて堪らない、ステキなマイハウスでホームパーチィとか開いてしまうかもしれない。
春までと言ってる時点で、多分しないけど。