GHA Denoiser Ver. 2.0 2015
オンラインソフトウェア流通サイトのVectorにて公開を始めました。
こちらからどうぞ。
GHA Denoiser は、スペクトル解析の手法として多くの音声処理ソフトウェアが使用している高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform, FFT)よりも圧倒的に高い周波数分解能を有する一般化調和解析(Generalized Harmonic Analysis, GHA)を採用する事により、強力な雑音低減を他のソフトウェアと比べて楽音を劣化させることなく行える上級者向けノイズ除去ソフトウェアであり、特に人類の文化遺産として歴史的に価値の高いシリンダー録音やSPレコードのリマスタリングに威力を発揮します。
GHA Denoiser は歴史的な音源を主な対象として開発されたソフトウェアですが、スペクトルのグラフィカルな操作によるノイズ除去を基本としているため、理論上あらゆる種類の音源に適用可能です。

また、ノイズ除去後の音質調整の為に、現代の音源と比較する事により自動生成されるイコライジング曲線を用いて歴史的音源の周波数特性を補正する機能、柔軟な音量調整機能、そしてインパルス応答を用いたコンボリューションリバーブ機能を搭載しており、こ
れらの機能は音源の新旧に関わらず広くご利用頂けます。
計算量が多いとされる一般化調和解析をマルチコアCPUまたはNVIDIAのGPU(Compute Capability 2.0以上)を使用よることで劇的に高速化させる事が可能です。
対象OSは64bit版 Windows XP/Vista/7/8/8.1です。
Microsoft Visual C++ 2008 SP1 再頒布可能パッケージとMicrosoft .NET Framework 3.5のインストールが必要です。
なお、シマンテック社のノートンを始めとする一部のセキュリティ対策ソフトがGHA Denoiser を悪意のあるソフトウェアとして誤認識する場合があります。その際の対処につきましては、各セキュリティソフトウェアのベンダーにお問い合わせ下さい。
更新履歴
GHA Denoiser Ver. 1.0
2013年3月28日リリース
GHA Denoiser Ver. 1.1
2013年4月12日リリース
ユーザーインターフェースの修正が主な変更点です。
GHA Denoiser Ver. 1.2
2013年6月9日リリース
ユーザーインターフェース及び解析機能の不具合修正、および音声生成処理のGPU対応を行いました。
GHA Denoiser Ver. 1.21
2013年6月12日リリース
計算が不安定になる不具合を修正しました。
GHA Denoiser Ver. 1.3
2013年11月3日リリース
演算性能が向上しました。CPUにi7-3930K、GPUにGeforce TITANを使い、従来と比べて最大で三割程度のスピードアップが得られました。
2014年3月24日
GHA Denoiser Ver. 1.3のマニュアルを改訂し、ファイルフォーマットに関する説明を追加しました。
GHA Denoiser Ver. 1.4 beta
2014年5月24日リリース
外挿スムーシングの実装、対応するWAVフォーマットの拡張等、大幅な機能拡張を行いました。
なお、Ver.1.4のマニュアルは後日公開します。
GHA Denoiser Ver. 2.0β
2014年12月21日リリース
大幅な機能拡張を行いました。
GHA Denoiser Ver. 2.0
2015年2月28日リリース
幾つかのバグ修正を行いました。
Version 2.0の正式リリースとします。
GHA Denoiser Ver. 2.1α
2015年4月25日リリース
GHAの解析処理を大幅に高速化しました。