どうも皆様おはようございます。
真・千葉太陽です。


さて、今日は以前に一切お知らせしなかった通り、
アイスクリーム大戦争
のお話です。


先日、俺はとあるショッピングモールで買い物を(する気分を)楽しんでいたのですが、そこでヒントを得た新たな奥義「三十一の凍結点」を完成させるため、モール内にあるサーティワンアイスクリームに向かいました。

ハロウィン限定の「ローションティッシュの佃煮味」と「ホッピングシャワー」をスモールダブルで購入し、どこかの物陰でベロンベロン舐めるためにとりあえず移動。


そして婦人服店の前を通りかかった瞬間、そこから飛び出してきた小学校低学年くらいの女の子に激突され、俺は粉々になってしまいました。

それだけならまだしも、俺が手にしていたアイスクリームは完全に女の子の服のイラストの一部になってしまいました。


呆然としながらもプラナリアの脅威の再生能力で復活した俺が女の子に怪我がないか確かめていると、その子の母親と思われる女性が店から出てきて

「何やってんのアンタぁ!!
急に飛び出したら危ないでしょぉおお!!」

と教育熱心さが伺える台詞を何故か俺に向かって怒鳴ってきました。



といっても俺だって伊達にだらだら24年も生きてはいません。

俺はこのあまりに理不尽な言い掛かりに対しても、あくまで冷静にオロオロしていました。

そうこうする内に激昂する母親に怯えて泣き出してしまう女の子。

すると旦那さんと思しき男性がどこかから駆け寄ってきました。


この時点で周りから見れば
「娘の服にアイスを付けて泣かせたクズ男に娘思いの両親が激怒している」
絵面の完成です。


周囲の暴力的な非難の視線に耐えながら、旦那さんに一連の流れを説明する俺。


「私の子がそんなバカなわけないでしょおおお!!?」
と絶叫する母親。

傷付いて更に大泣きする女の子。

もはや地獄絵図です。


それでも落ち着いて説明すると、初めは俺に突っかかってきた旦那さんも冷静になり、優しい口調で娘さんに
「Is it true that he said ?」
と尋ねました。

そして娘さんも素直に
「是。」
と答えました。


そして旦那さんは「せめてアイスクリーム代に」と1000円をくれようとしたのですが、俺が「娘さんのクリーニング代にしてください」と断ると、俺が微塵も怒ってないことが伝わったらしく娘さんと一緒に深々と頭を下げて謝罪してきました。

喉から手が出るほどお金欲しかったです。



そういえばその間も母親は横で延々と舌打ちと小言を繰り返していました。

その後、その家ではとても深刻な話し合いが行われたことは想像に難くありません。



あの女の子が父親に似ることを願いながら、新たな奥義のことはすっかり忘れて家に帰ったのでした。