前回の記事 のどのタイプであっても、お腹の張りや肌荒れなど不快症状が続いているなら、
まずはたまっている便を出して腸内をリセットすることが改善への第一歩。
その際、どのように出すかもポイントになる。
便秘薬に頼りがちになり、長年服用していると腸が刺激に慣れて
どんどん薬の量が増えていく場合がある。
漢方系のもの(センナなど)は、実は刺激性の下剤だそうです。
腸への刺激が強い便秘薬を長時間常用すると、大腸メラノーシスという病気になるそうです。
刺激が過度に続くと、腸の粘膜が刺激から体内を守ろうとメラニンを増やして
色素沈着をおこし、黒ずむ病気だそうです(健康な人の腸の粘膜はピンク色)。
ポリープなどができやすくなる可能性があるそうです。
薬の種類
腸を刺激して出すタイプと便をやわらかくして出すタイプがあるそうです。
腸を刺激して出すタイプ…センナ、ビサコジルなどを含む刺激性下剤、
グリセリンなどを含む浣腸など。
これらは、長期間使いすぎると大腸メラノーシスのような副作用が出る心配もあるそうです。
まずは非刺激性の、便をやわらかくして出すタイプを使うと良いそうです。
便をやわらかくして出すタイプは塩類下剤だそうです。
健康な便は約70%が水分だそうです。
便秘時のカチカチの便は水分が足りない。
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さらに大腸に滞っている間に粘膜から水分が吸収される。
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便のカサが減って硬くなる。
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ますます出にくい状態になるそうです。
塩類下剤はミネラルの一種であるマグネシウムを含んでいる。
マグネシウムは腸から吸収されにくいため、浸透圧の作用で腸管内に水分を集めます。
水分が増えることによって停滞していた便がやわらかくふくらみ、腸の蠕動運動を促し排便へとつながる。
刺激性下剤のように、刺激によって無理やり腸を動かすことがないため、粘膜への負担が少なく、
どのタイプの便秘にも使えるのが特徴。
水分を集めて便通を促すので、たっぷりの水と一緒に飲むと効果的だそうです。
ミネラル分の多いミネラルウォーターにするとさらに効果がUPするそうです。