汗 汗疹 汗疱(かんぽう) | 漢方ルーム・じおん

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不妊カウンセラーです。

暑いですね!
新宿ルミネじゃ、こんな広告出してますけど。
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秋は遠し!
この猛暑のためか、汗にまつわるトラブルのご相談も少々増えてきました。
書いてる私自身も、久々に汗に負け、かゆかゆモードで過ごす夜を、今夏は何度か経験してます。
●汗をたくさんかくと、からだがかゆい
●掻きむしると皮膚が薄赤く盛り上がり、地図のように広がる
●掻かなくても、下着の跡がミミズ腫れのようになる
●ぶつぶつ(汗疹)ができる
●小さな水疱みたいなものが指先などにできて、痛がゆい(汗疱=かんぽう)

こうした諸々のトラブル、漢方的には津液(しんえき→体液)の乱調。和漢では水毒ということになります。
人間のおよそ60%は水分。そのphがちょいと酸性に傾いたりなど、バランスを崩することで、免疫力も落ちちゃいます。
お肌はもともと弱酸性ってことではありますが、
●ストレスで自律神経のバランスを欠く
●冷たいものや甘いもの摂りすぎで消化器機能が落ちる
●冷房の冷えすぎや戸外の暑さで、体表の温度調整が追いつかない
などなど、原因各種で変調した津液→いつもとちがう組成になった汗が、肌に合わなくなり、いろんなトラブルを起こしてしまいます。
何しろ、水毒ですからね。すっきりしたいい汗に戻すには、
水分やミネラル・電解質の入ったスポーツドリンクで補充しつつ、動いて汗を入れ替えていく。
しかし、良く寝て(これがアカン方が多いですよね!)疲れを溜めない。
きちんと食事を取る。
とまあ、月並みですが自己管理が大切。
ですが、これじゃとっても足りないという方には、漢方の出番です。

たとえば、
●体内の水分の排泄を整える、五苓散などの利水剤。
●夏の消化器を整える、かっ香正気散などの健脾(胃)剤。
●湿熱で上がった体温を下げる黄柏や、気分熱を下げる白虎湯など清熱剤各種。
●弱った体表の衛気を補う生脈散など固表剤。
●外用薬なら、赤い火照りに紫雲膏、汗疱には土僅皮チンキなども、人によっては効きます。

組み合わせも、使える漢方薬も、まだまだたくさんありますので、困ったときにはご相談くださいねっ!
■新宿すみれ堂■
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