物しか書けなかった物書き ほか | すみ&にえ「ほんやく本の新刊情報」

物しか書けなかった物書き ほか

本日の気になる新刊本情報です。
 
 
ロバート・トゥーイ, 法月 綸太郎, 小鷹 信光
物しか書けなかった物書き
今日はこの1冊だけなんですが、河出書房新社の単行本です。出版社のHPでは14日発売となっていて、書影もアップされてないんですが、もうアマゾンでも買うことができるようになっていたので、本屋さんにも並んでいることでしょうってことで。

内容は「タイプしたものが物質化する怪現象に遭遇した三文作家の悲喜劇、帰宅途中でゾンビにヒッチハイクされた男のたどる奇妙な運命など、奇抜なアイデアとナンセンスな笑いが炸裂するオフビート・ミステリの異色作家、本邦初の傑作集。」ということで、なんだかヒヒヒっとおもしろそうな感じです。収録作品は「 おきまりの捜査/階段はこわい/そこは空気も澄んで/物しか書けなかった物書き/拳銃つかい/支払い期日が過ぎて/家の中の馬/いやしい街を…/ハリウッド万歳/墓場から出て/予定変更/犯罪の傑作/八百長/オーハイで朝食を」ということで、いろんな味のヒヒヒっが楽しめるみたいです。

作家さんの紹介としては「1923年サンフランシスコ生まれ。様々な職を転々とし、「死を呼ぶトラブル」で作家デビュー。その一風変わったクライム・ストーリーは「ナンセンス・ミステリの新ジャンルを開拓した」と評された。」ということで、クライム・ストーリーって犯罪小説って意味でいいんですよね?? とにかく風変わりな味付けになっていそうです。なんだか最近、正統派に圧しまくられず、こういうミステリも読めるようになって良いですよね~。ほんのちょっと前までは、なかなか読みたくても読む機会がなかったですよね。
 
 
ということで、本日は以上です。