アトピーにもいろいろ種類がありますが、今日は、
ヒスタミンによって引き起こされるアトピーに
ついて、簡単にかいてみたいと思います。

ヒスタミンとは、いわゆる、アトピーのかゆみを
おこす原因となっている物質で、多くの食べ物に
含まれています。

ほとんどの食品にヒスタミンが含まれていますが、
食べ物また、その食べ物の鮮度によって含まれる
量が違います。

たとえば、代表的なものでいうと、ほうれん草、トマト、なす。

これらを食べるとかゆくなる人、多いと思います。

これらは、ヒスタミン含有量が多いからですね。

また、味噌や、しょうゆ、ヨーグルトなどの発酵食品。

別に大豆アレルギーがなくても、味噌やしょうゆを食べると、
かゆくなることがあると思います。

これは、発酵が進むにつれて、ヒスタミン含有量が増す
からです。

味噌に関していうと、発酵が初期段階の白味噌のほうが、
発酵がかなり進んだ赤味噌よりもヒスタミン含有量が少ないです。

なので、白味噌は食べてもかゆくならない、または、そんなに
かゆくならなくても、赤味噌を食べるとかゆくなるという人、
いると思います。

同様に、果物類。

果物が熟すにつれ、ヒスタミンの量が増えます。

また、オレンジなど柑橘類、チェリー、アボガト、いちごなどのベリー類、
バナナなどなどもかゆみの原因となっています。

ほかには、肉・魚類。

これらも、鮮度が落ちるにつれ、ヒスタミンの量が増えます。

特に魚は、内臓が残っている状態で保存すると、急激に鮮度が
落ち、ヒスタミン含有量が増えます。


これらのヒスタミン含有量の高い食材を食べてかゆみが
でる人は、ヒスタミンにとても敏感な人なので、できるだけ
ヒスタミン含有量の高い食べ物を食べないようにすると症状が
よくなると思います。

とてもかゆみがひどい場合は、抗ヒスタミン剤を飲むと
かゆみがひきます。

抗ヒスタミン剤とは、名前のとおり、体に入ったヒスタミンの
作用を抑制するものです。

代表的な副作用は、眠気でしょうか。

ぼりぼり掻いて血がでたりして、そこからばい菌が
入ってしまうよりかは、抗ヒスタミン剤を飲んで、かゆみ
を抑えた方が、いいと私は思います。

医師によっては、ステロイド剤をかゆみ止めとして
処方すると思いますが、ステロイド剤は、10日以上
続けて使用することはできません。

10日以上使用すると、皮膚が変色しはじめます。

なので、10日以上使ったら、皮膚の状態が治るまで、
しばらく休み、その後、必要であれば、また使いはじめることに
なります。

が、

アトピーというものは、すぐに完治するものでは、
なく、ヒスタミン含有量の多い食べ物を食べればまた
かゆくなります。

なので、うちでは、できるだけ、ヒスタミン含有量の
多い食べ物をさけ、もし間違って食べてしまった場合のみ、
一時的に、抗ヒスタミン剤なり、ステロイド剤なりを使用
することにしています。

かゆみ止めのクリームとして、普通に薬局にうっている
ものの中には、かなり濃度の高いステロイドが含まれて
いることもあるので、できるだけ、医師に処方してもらった
ものを使用するべきだと思います。

また、抗ヒスタミン剤の入ったかゆみ止めクリームも
あるかと思いますが、私が医師からきいた話によると、
このクリームを使用すると、このクリーム自体にアレルギー
症状がではじめることがあるため、使用しないほうが、よい
そうです。

ヒスタミンの許容範囲は人それぞれであり、また、成長過程
で異なります。

うちの1番目の子も、5歳までは、オレンジ、ほうれん草、トマト
など食べると、皮膚をぼりぼりかきむしっていましたが、今では、
もう食べても大丈夫になりました。



これから、いろいろ私が医師から教わったこと、また、本を
読んで学んだことをぼちぼち書いていこうと思います。

また、アレルギーがある方でも食べられるようなレシピも
のせていこうと思っています。

次回は、「母乳」について書く予定です。