中野晃一さんがフェイスブックで投稿していたものを
シェアさせていただきます。
私たち「墨田区の子どもを放射能から守る会」は、
原発事故後、学校給食の放射線測定や、子どもたちの
内部被曝検診をもとめる陳情や、議会への要請行動を
続けてきました。
福島県から神奈川県へ避難された方から、
当時のことを聞く、講演会も行い、あの事故を忘れない
風化させてはいけないと、5年経つ今も、細々とですが
活動を続けています。
事故から5年経ちますが、生活は再建されていません。
都内に避難されている方たちの生活は苦しくなる
ばかりです。
記事のなかにある、都政に何度も助けてほしいと呼び掛けた
けれど、何もしてくれなかった。
その思いは、よくわかります。
私たちも何度も、何度も区政に呼びかけてきました。
けれど、都の管轄区域、関連施設は区は調査することは
できないと、対応は冷たかった。
都政が変わらなければ、抜本的な放射線対策、内部被曝対策
はできません。都政の転換は待ったなしです。
ぜひみなさん、一読してください。
(以下転載)
****************
福島から避難されているお母さんが、都知事選で鳥越俊太郎さんに祈るような思いで期待をつなぐことを決意したメッセージ。昨日の女性集会で代読されたそうです。
同じ歳の子を持つ親として、涙なくして読めませんでした。(中野晃一さん)
*****
私は、6年前、福島から、この東京に避難してきました。幼い子ども達を被曝から守るためです。
そして、気付いたら、避難者という名の、社会的弱者になっていました。夢にも思わなかった、理不尽で、切ない暮らしが始まりました。
ローンで買った庭付き一戸建てのベランダには、今でも1万Bq/kg以上の汚染した土が溜まります。国が黙殺する土壌汚染。テレビに出ない現実の数値を知る私は、とても子どもを連れて帰ることなど、できません。
しかし、避難者だというだけで、刺すような言葉が飛んできます。
物乞い、復興の妨げ、歩く風評被害、税金の無駄遣い。あらゆる言葉が突き刺さりました。
でも、私は、将来この国に生まれてくる子ども達の健康を守りたい。今、病気が出ているか否かの問題ではありません。母として、一人の大人として、子々孫々を被曝から守りたい。
今は、その一心だけで、避難を続けています。
私は、普通に大学を出て就職し、結婚して、福島に家を建て、子どもに恵まれ、ごく普通に暮らしていました。ずっと続くと思われた、その、当たり前の生活は、福島原発事故による放射能汚染によって、一瞬にして奪われました。
私達は、いつ何時、社会的弱者になるかわかりません。災害で、事故で、病気で、ふいに今の生活が壊されたとき、行政がそれを助けてくれるかどうかが問われるのです。
鳥越さんは、そんな弱者の声を真剣に聞き、弱者に寄り添った都政をする、唯一の候補者です。
私達は、元気な時、普通に暮らしている時は、政治に無関心でいられます。でも、社会的弱者になった時、自分が生きるために、 政治が必要になるのです。
でも、そうなってからでは、間に合わない。間に合わなかった。
私も5年前までは、政治に無関心でした。こんなところでマイクを持つ人間ではありませんでした。
でも、今、この東京に暮らす5000人の避難者の命のために、そして、この東京の、ごくふつうの人達の生活を守りたくて、震える足で、ここに立ちました。
私が住んでいる避難住宅は、あと半年で国によって追い出されようとしています。
お金の無い人は、避難住宅から追い出されたら生活ができません。
福島へ戻って被曝を受け入れるか、この東京で貧困に陥るかの、苦しい選択を迫られます。
特にこの5年間で認知症になってしまった人、心や体が病気になってしまった人は、引っ越すことすら出来ません。
無理に転居させれば、更に症状が悪化し、餓死や熱中症によって死んでしまうかもしれない。
そんな絶望的な避難者を、一体誰が助けてくれるのでしょうか?
鳥越さんしか いないんです。
原発事故の教訓を受け止め、
はっきり反対の立場を取ってくださる鳥越さん。
憲法を守り抜くことによって、私達の生きる権利を守ってくれると、
断言しているのは、鳥越さんだけなんです。
私は、何度も舛添都政に、弱い人を追い出さないでください と
お願いに行きました。命がかかっているんです と。
でも、東京都は 聞き入れてくれませんでした。
被曝して、生業を失って、生きがいを失って、
無理解と理不尽の絶望の5年間で、身も心も壊れてしまった人々を、
東京都はそれでも、避難住宅から追い出すという方針を変えてはくれませんでした。
でも、今度は知事が替わる。東京が変わるかもしれない。
私達は、文字通り、自分達の命を、鳥越さんに託しました。
今の日本国憲法では、権力を持つ人は、私達から健康に生きる権利を奪えないようになっています。だから、私は、日本国憲法だけを心の支えに、今の生活に耐えています。でも、自民党の改憲草案を見たら、震えがきました。もしも、あれが憲法になってしまったら、もう、私達の生活や、心、そして健康を守ってくれるものはなくなります。
改憲を阻止し、憲法を守ることで、命を守る。それを首都東京から発信してくれる鳥越さんこそが、この国に求められている新しい都知事です。
先の参院選では、福島県民は、現職の大臣を下し、野党共闘の候補を国会へ送りました。東北と沖縄はもう目覚めています。
散々辛い思いをして、アベ政権が自分達を救わなかったことに気付いたから。政治に無関心ではいられなくなったからです。
私は福島の無念が生み出した、新たな希望を、東京の皆様に引き継ぎたいです。
どうか、私達の命のために、そして皆様の命のために、東京都知事には鳥越さんを、鳥越俊太郎を、どうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
こんにちは。お久しぶりです。
2月に行った墨田区の栄養士さんとの懇談以降
投稿していませんでした。
原発事故から5年が経ちました。
当時1歳6ヶ月だった娘も
小学校に通うようになりました。
メンバーのお子さんも皆さん大きくなり、
中学校へ通っている子や、
新しくお子さんができたメンバーもいます。
5年って早いものですね。
あの事故から5年たちました。
政治は民主党政権から自民党政権へ。
事故の原因もわからないまま、
内部被曝や甲状腺ガンの因果関係も解明されぬまま、
当時避難区域だったものは順次解除され、
2017年にはほとんど解除される予定です。
安倍政権になり、原発は再稼動されました。
どんどん どんどん
あの事故のことが
まるでなかったかのように
問題がないように
時間は過ぎていきます。
けれど、問題が解決された訳でもなく、
福島県では甲状腺ガンになる子どもたちは増えています。
放射性物質が含まれた汚染土も、
「8000ベクレル以下なら再利用」が決定されました。
(「毎日」新聞/6月30日付)
福島から自主避難された方たちの生活は再建されていません。
****************
そんな状況のなか、私たちの生活はどうでしょうか
暮らしのため、社会保障のためと引き上げられた消費税は、
私たちのため、福島や宮城など震災のためには使われず、
大企業の法人税減税分に穴埋めされました。
労働法制は改悪され、非正規雇用が当たりまえ、
派遣社員は正規雇用になるチャンスを
奪われる社会構造になりました。
そして実質賃金は2年連続で低下。
これは戦後史上初めてのことです。
****************
希望がもちにいく社会のなかで
安倍政権は昨年、安保法制の強行採決をしました。
今度は日本国憲法そのものを大きく変えようとしています。
私たちの暮らしや生活、子どもたちの未来のためではなく、
「安全保障」という名の下で、
戦争できる国に変えようとしています。
今回の参議院選挙で、自民党と公明党など、改憲を「よし」
とする政党が3分の2の議席を取ると、(最終的には国民投票ですが)
改正の手続きがとられることになります。
****************
「放射能から子どもを守る会」の活動をはじめて
たくさんのお父さん、お母さんに出会い、
語りあうようになり4年以上たちます。
放射能問題からはじめた市民運動は
保育園のこと、食生活のこと、子どもたちの身の回りに関わること
などなど様々な取り組みに参加してきました。
なんでこんな大変なんだろうって思います。
それは
いまの自民党政治が
私たちの生活を破壊しているからです。
この流れを本気で止めないと
私たちの日常は、姿を消してしまいます。
テレビのなかで客観的に見ている凄惨な報道が、
身近な問題になる可能性すら孕んでいます。
明日、参議院選挙があります。
この流れを止めることのできる決定的なチャンスです。
投票しなければ、誰かが投票した、自分とは異なる意志に
私たちの未来や生活を委ねることなります。
自分たちの未来は、自分たちしか変えることはできません。
そして
小さな寝息をたてて、日々大きくなっていく子どもたちには、
投票権はありません。
明日がチャンスです。
みなさん投票へいきましょう。
身近な人、友人知人に選挙があることを伝えましょう。
私は安倍政権に反対する野党共闘を応援します。
皆さんは、皆さんの心に基づき投票してください。
選挙で日本を変えましょう。
*****
さいごに
こんな情報が
自民党は「学校教育における政治的中立性」について
実態調査を開始するそうです。
関連記事はこちらを1
《弁護士さんの記事はこちら》
安保関連法についてだけではありません。
秘密保護法が施行されたいまの日本では、
政府が判断すれば、原発問題、内部被曝問題など
国家機密に指定され、国民が知ろうと思っても
知ることはできなくなります。
学校や教育現場で、学ぶこと、主張することも制限される
可能性もあります。
いまの流れを、本気で止めましょう。
2月に行った墨田区の栄養士さんとの懇談以降
投稿していませんでした。
原発事故から5年が経ちました。
当時1歳6ヶ月だった娘も
小学校に通うようになりました。
メンバーのお子さんも皆さん大きくなり、
中学校へ通っている子や、
新しくお子さんができたメンバーもいます。
5年って早いものですね。
あの事故から5年たちました。
政治は民主党政権から自民党政権へ。
事故の原因もわからないまま、
内部被曝や甲状腺ガンの因果関係も解明されぬまま、
当時避難区域だったものは順次解除され、
2017年にはほとんど解除される予定です。
安倍政権になり、原発は再稼動されました。
どんどん どんどん
あの事故のことが
まるでなかったかのように
問題がないように
時間は過ぎていきます。
けれど、問題が解決された訳でもなく、
福島県では甲状腺ガンになる子どもたちは増えています。
放射性物質が含まれた汚染土も、
「8000ベクレル以下なら再利用」が決定されました。
(「毎日」新聞/6月30日付)
福島から自主避難された方たちの生活は再建されていません。
****************
そんな状況のなか、私たちの生活はどうでしょうか
暮らしのため、社会保障のためと引き上げられた消費税は、
私たちのため、福島や宮城など震災のためには使われず、
大企業の法人税減税分に穴埋めされました。
労働法制は改悪され、非正規雇用が当たりまえ、
派遣社員は正規雇用になるチャンスを
奪われる社会構造になりました。
そして実質賃金は2年連続で低下。
これは戦後史上初めてのことです。
****************
希望がもちにいく社会のなかで
安倍政権は昨年、安保法制の強行採決をしました。
今度は日本国憲法そのものを大きく変えようとしています。
私たちの暮らしや生活、子どもたちの未来のためではなく、
「安全保障」という名の下で、
戦争できる国に変えようとしています。
今回の参議院選挙で、自民党と公明党など、改憲を「よし」
とする政党が3分の2の議席を取ると、(最終的には国民投票ですが)
改正の手続きがとられることになります。
****************
「放射能から子どもを守る会」の活動をはじめて
たくさんのお父さん、お母さんに出会い、
語りあうようになり4年以上たちます。
放射能問題からはじめた市民運動は
保育園のこと、食生活のこと、子どもたちの身の回りに関わること
などなど様々な取り組みに参加してきました。
なんでこんな大変なんだろうって思います。
それは
いまの自民党政治が
私たちの生活を破壊しているからです。
この流れを本気で止めないと
私たちの日常は、姿を消してしまいます。
テレビのなかで客観的に見ている凄惨な報道が、
身近な問題になる可能性すら孕んでいます。
明日、参議院選挙があります。
この流れを止めることのできる決定的なチャンスです。
投票しなければ、誰かが投票した、自分とは異なる意志に
私たちの未来や生活を委ねることなります。
自分たちの未来は、自分たちしか変えることはできません。
そして
小さな寝息をたてて、日々大きくなっていく子どもたちには、
投票権はありません。
明日がチャンスです。
みなさん投票へいきましょう。
身近な人、友人知人に選挙があることを伝えましょう。
私は安倍政権に反対する野党共闘を応援します。
皆さんは、皆さんの心に基づき投票してください。
選挙で日本を変えましょう。
*****
さいごに
こんな情報が
自民党は「学校教育における政治的中立性」について
実態調査を開始するそうです。
関連記事はこちらを1
《弁護士さんの記事はこちら》
安保関連法についてだけではありません。
秘密保護法が施行されたいまの日本では、
政府が判断すれば、原発問題、内部被曝問題など
国家機密に指定され、国民が知ろうと思っても
知ることはできなくなります。
学校や教育現場で、学ぶこと、主張することも制限される
可能性もあります。
いまの流れを、本気で止めましょう。
朝日新聞は17日付の新聞で、福島県が自主避難している方たちに、現在無償で提供されている住宅を2年後(17年3月まで)に打ち切る方針を検討していることについて報道しました。
(弁護士の伊藤和子さんがyahooニュースで分かりやすく問題点を説明されているのでお読みください→「原発避難者を見捨てる方針が次々公表される。あまりにひどいその計画とは。」)
6月7日の上映会では、福島県大玉村から神奈川県へ避難された鹿目(かのめ)久美さんと、当会の会員のお母さんとのトークセッションがあります。(12時半からの上映会の後、1時半から開始予定です)講演のなかで、事故当時のこと、避難生活のことなどメディアではなかなか報道されないお話をしていただきます。
詳しくはOurPlanet-TVをご覧ください。
チェルノブイリと福島の避難基準、区分をみるといかに日本の基準が甘いのかがわかります。
ウクライナではチェルノブイリ法のもと、日本では「自主避難者」と扱われる区域に住む方にも、住宅補償や教育の補償、健康診断や保養などの生活支援があります。しかし、日本の場合、自主避難者の方には、ほぼ住宅支援しかサポートがありません。
当会は福島県、そして政府に対して、自主避難者におこなっている無償の住宅提供の打ち切りという方針を取り下げることを求めます。

(弁護士の伊藤和子さんがyahooニュースで分かりやすく問題点を説明されているのでお読みください→「原発避難者を見捨てる方針が次々公表される。あまりにひどいその計画とは。」)
6月7日の上映会では、福島県大玉村から神奈川県へ避難された鹿目(かのめ)久美さんと、当会の会員のお母さんとのトークセッションがあります。(12時半からの上映会の後、1時半から開始予定です)講演のなかで、事故当時のこと、避難生活のことなどメディアではなかなか報道されないお話をしていただきます。
詳しくはOurPlanet-TVをご覧ください。
チェルノブイリと福島の避難基準、区分をみるといかに日本の基準が甘いのかがわかります。
ウクライナではチェルノブイリ法のもと、日本では「自主避難者」と扱われる区域に住む方にも、住宅補償や教育の補償、健康診断や保養などの生活支援があります。しかし、日本の場合、自主避難者の方には、ほぼ住宅支援しかサポートがありません。
当会は福島県、そして政府に対して、自主避難者におこなっている無償の住宅提供の打ち切りという方針を取り下げることを求めます。
