自分自身や自分の周りを見渡したとき、サラリーマンの親を持つ子がサラリーマンを選んでいたり、経営者の子が、自分で会社を興すことが多かったり、政治家の子が政治家になっていたりします。
自分の周りを見渡したとき、自分と同じような年収の人が比較的に多くはないでょうか？
その集団の中にいる生活を繰り返していて、収入を大きく増やすことができる可能性はどれくらいかを考えると、恐らく可能性は少ないと感じられると思います。
収入の大きさや自分の状況は、親しく付き合う人が変わることで、変わっていきます。
自分の今の状況は、自分が望むかどうかに関わらず、周りの影響を大きく受けています。
私たち人間は、誰でも、自分が思っているよりもはるかに大きな可能性や潜在能力を持っていますが、大抵の人は、そのほとんどを発揮することなく人生を終えてしまいます。
また、自分の潜在能力をどの程度、発揮できるかは、自分のセルフイメージによって決まります。
セルフイメージによって自分の人生を制限しているためです。
人間は、
『自分は、こういう人間だ』
『自分はこのくらいはできる』
と思えるところまでは、力を発揮でき、それ以上の力が求められたとき、力をセーブしようとします。
セルフイメージを分かりやすく例えると、
『自分の中の常識』です。
『このくらいの給料が普通だ』
『こういう職業に就くのが普通だ』
『こういう生き方が普通だ』
という様に、私たちは自分で普通だと思っている通りに生きていきます。
同じ繰り返しの生活を長く過ごしているうちに、自分が常識だと思っていることが、他の人にとっても常識だと思ってしまうようなことはありませんか？
自分が常識だと思ってることは、自分と、自分の周囲だけの常識であることがほとんどです。
自分と自分の周りでは普通のことが、全く別の職業、違う年収の人にとっては非常識だったりします。
常識は普段長い時間一緒に生活している人の常識に影響を受け、形成されていきます。
普段、接する人との会話は、その人の考え方や制限に影響されています。
ですので、周りの人の言葉を聞き、行動を見るだけで、その人の考え方や、その人の人生を支配している制限や常識に影響を受け、長い時間一緒にいると、自分にも同じ制限をかけてしまいます。
しかし、時々、これと違う現象が起きたりします。
学歴がなく、学校の成績の悪かった両親から生まれた子が名門の高校や大学に進学したり、自営業の両親の子が、大企業のエリートサラリーマンになるといったケースです。
これは、セルフイメージに大きく影響を与えるもう一つの要素、『期待』による効果です。
通常、人間は、自分と同じ、または、似たような人間と一緒にいることを無意識に好むので、普通にしていると、周りを自分の『常識』で洗脳してしまいます。
しかし、親や子供に、こうなってほしいという『期待』をかけ、
『あなたは一流大学に行くのよ』
『一流大学に行かないと悲惨な人生になるのよ』
『あなたにはその力があるのよ』
と子供を洗脳し続けたら、その子のセルフイメージと、常識や価値観は大きく影響を受け、親や周りとは違った人生を歩むことになるでしょう。
人は、周りにいる人から
『あなたはこういう人間だ』
と言われ続けると、だんだん、そういうセルフイメージなっていきます。
さて、ここからが、本題となります。
人間の職業や年収、もっというとその人が発揮できる能力は、セルフイメージに影響をされている、そして、そのセルフイメージは、周りの人の『常識』と『期待』に大きく影響されます。
では、今、あなたが成功したいと思った時、具体的には、
・億万長者になりたい
・独立して起業したい
・ビジネスで成功したい
・セミリタイヤして時間的自由を手に入れたい
など、あなたにとっての成功を手に入れたいと思った時、その成功を手に入れている人があなたのまわりに何人いるでしょうか？
あなたがそうした成功を手に入れたい、と思った時、
『頑張れよ、お前ならできるよ』
と期待し、応援してくれる人が何人いるでしょうか？
さらに言うなら、既に、あなたが手に入れたい成功を手に入れていて、そのうえ、あなたに期待を寄せてくれる成功者があなたの周りにいるでしょうか？
もし、あなたが人生を変えたい、成功したいと願うのであれば、そうした友人やメンターを数多く手に入れ、その人達と長い時間を共にするのが、近道です。
しかし、自分に期待をかけてくれる友人や成功者を手に入れる前に、更に重要なことがあります。
それは、あなた自身が、あなたに対してどのくらいの期待をかけているかです。
これまでの人生は、周りの人や、期待、自分のセルフイメージがあなたの人生に大きな影響を与えているという事を知らなかったかもしれませんので、これまでのことはしょうがありません。
そして、これまでのことを気にして落ち込む必要もありません。
問題は、これからどうするか？
あなた自身が、自分をどこまで信じることができるか？
どのくらいのことを期待できるか？
もしかしたら、億万長者になりたいとは思っていても、自分が億万長者になれるとは心の底から信じていないかもしれない。
自分と言う人間を第３者としてみた時にそこまで期待していないかもしれない。
それでは、だめだということです。
自分が、自分を信じ、期待していないことを、なぜ、他人が信じ、期待してくれるでしょうか？
まずは、あなたが、あなたにとっての一番のサポーターとなり、自分自身の可能性と明るい未来を信じ、期待してください。
あなたの成功を心から願っています。
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