0501 シグルイ 山口貴由 | あなたの隣のマンガさん。(Ver.5)

0501 シグルイ 山口貴由

★★★
江戸時代初頭
寛永6年、駿河城内。
天下の法度に背き挙行される
真剣御前試合、
その第一試合に登場するは、
恐るべき因縁の果てに対峙する、
2人の美しき剣鬼であった・・・!
シグルイ 1 (チャンピオンREDコミックス)/山口 貴由

¥580
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みなさんは
「グラップラーバキ」という作品を
ご存知でしょうか
「北斗の拳」でもかまいません
どちらの作品も
とにかく熱いことで知られており
究極の闘いを
極限まで突き詰めて
描きこまれているため
ときに滑稽なほどの
熱量をもってしまった作品であります
ワタシはこういったマンガさんたちを
「エクストリーム系」
と呼んでおりますが
この「シグルイ」も
こうしたエクストリーム系の
マンガさんです

エクストリーム系のマンガさん、
多くの場合それが語られるとき
一見、馬鹿にしているかの如き
言説をとりますが
しかしそれを見て
「へー、そのマンガって
ホント、馬鹿みたいだな」
なんていおうものなら
猛抗議and猛講義を
受けることになるでしょう
彼らは紛れもなく熱狂的信者であり
”愛深きゆえに”
この様な発言をするのですから。
そもそも
好きでもない人が
セリフを丸暗記なんて
するわけがありません

えーっと、このマンガさん
大変に骨太で武張ったマンガさんです
骨太すぎて
しょっちゅう骨が見えちゃってます
当然
血も筋肉も盛りだくさんで
ムキムキの剥き出しです
しかし、こうしたグロさが
エクストリームの
エクストリームたる所以では
ありません
エクストリームらしさは
動作の”過剰さ”にあります
ホント過剰なまでの表現です
一つ一つの動作がオーバーです
オーバーアクションに
オーバーリアクションです
また一つと語られるエピソードが
これでもか!っていうほどの
過剰表現で埋め込まれています
そうそう
この
エピソードの積み重ねで
物語が成り立っているのも
エクストリーム系の特徴であります
とにかくこのマンガさん
久々の超弩級
エクストリーム系マンガさんです



追記 この度めでたく
このマンガさん
完結しちゃいました
テンションを弛めることなく
エクストリームな最後でした
素晴らしい!!



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