0100 クレイモア 八木教広 | あなたの隣のマンガさん。(Ver.5)

0100 クレイモア 八木教広

★☆☆
人が妖魔に喰われる存在である世界
唯一妖魔と渡り合うのは
大剣を背負い
冷たい銀眼を持った
「クレイモア」と呼ばれる
半人半妖の少女たちであった

CLAYMORE 1 (ジャンプコミックス)/八木 教広

¥410
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まずはじめに
作者さんの傑作マンガさん
「エンジェル伝説」のことは
忘れてください
抱腹絶倒ギャグマンガ要素
ミドリムシ程度すらありません
絶無です
すなわち極めてシリアスな
マンガさんです
ワタシはマンガ家さんでは
ありませんし
ちょっとした創作物すら
ものしたことはありませんから
その心理はわかりかねますが
優れたギャグマンガ家さんが
その次の作品に
シリアスなものを選ぶという事例は
枚挙にいとまがありません
ぶっちゃけありふれています
そしてこれまた不思議なことに
優れた抱腹絶倒型ギャグの作者さん程
シリアスさが深刻な作品を
描いているような気がします
少し調べてみると
面白いかもしれませんね

で、このマンガさんですが
絶望的に強大な敵に
ほんの少し常人より強い主人公という
オーソドックスな組み合わせです
この組み合わせの場合
通常は
①極限状況下の人間ドラマ
②主人公の肉体的成長
③主人公の精神的成長
というパターンになりまして
①はオムニバス群像劇
②はインフレアクション
③は鬱展開バッドエンド
になる傾向があります
(けなしてるわけじゃありませんよ
それぞれによさがありますからね)
このマンガさんの場合は②です
どんどんインフレしています
パターン②の場合
生じるインフレのバランス調整が
ひじょうに大変なんです
だんだん作者さんの手に
負えなくなってしまう
この、手に負えなくなってきた時の
説得力ある収束法を
勝手に予想するのがまた
楽しみの一つなんですね
このマンガさんの最終回は
こうなるはずだ!
いやいや、こうなるはず!
という楽しみ方です
一応
このマンガさんに対しても
ワタシなりの最終回予想がありますが
誰にもいいません
皆さんもこのマンガさんを読んで
自分なりの最終回予想を
思う存分楽しんでください


エンジェル伝説 1 伝説の幕あけの巻 (ジャンプコミックス)/八木 教広

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