0300 からん 木村紺

☆☆☆
京都の名門女子高に入学した
高瀬雅と九条京
二人が所属した柔道部の面々は
お嬢様学校らしからぬ
くせ者ばかりで・・・
からん（1） (アフタヌーンKC)/木村 紺

￥570
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みなさんは
柔道マンガというと
どういったものを
イメージしますか？
友情・努力・勝利の
ガチンコバトル！
ほのかに日常をトッピング！
といったものでしょうか
このマンガさん
そういったものはありません
はっきりいって
初読時
良さがわからなかったです
あえて例をあげるなら
ジョディ達の出てこない
女子大時代のYAWARAといいますか
非常にまったり
物語がはじまりそうではじまらない
もやもやとした進行です
次々と襲いかかる敵、敵、敵たち
そんなヒト
出てきません
再選を誓った永遠のライバル
おりません
彼女たちの淡い恋のゆくへ
ありません
でも
２巻、３巻と
読み進めるうちに
「気になる」
マンガさんになってくる不思議
この味わいはなんだろう
と思いおこすに
作者さんの著作
「神戸在住」じゃないか！
と、いたりました
絵柄が全然違います
ほのぼのよりもやや尖った雰囲気です
柔道という武張った競技なので
別マンガになっちゃった
なんてことはないんですね
「神戸在住」の世界に地続きです
だから彼女たちは
ただ柔道のみを行う人形キャラクター
ではありません
世界の中でちゃんと呼吸をしてます
このマンガさんの舞台は
京都なのですが
いうなれば
「京都在住」といった印象の
マンガさんでした

注 新刊に
主人公のライバルが
出てきちゃった・・・



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神戸在住（1） (アフタヌーンKC)/木村 紺