色んな理由があって、9月中フラメンコを休会しました。
(「色んな理由」については、おいおいブログで書いていこうと思います。)
10月からレッスンを復活させたのだけれど、
中・上級クラスのタンゴ・デ・マラガについていけません・・・
いや、クラスの足を引っ張っているわけではないのだけれど、
よきライバルである大学時代からの友人Yと、大きな差が開いています。
Yは、7月のクルシージョも参加したりしていたので、
レッスン中の振り付けの記憶力がすごくよくなっています。
それに対し、相変わらず入門クラス当時のマインドのLizaは、
どうにも覚えるのが遅い。
しかも私は、いったん頭で理解してから体を動かすので、
理解するまでに時間がかかるようになるとさらに上達が遅れてしまいます。
ということで、今日はYとスタジオを借りて、個人練習。
不透明だったセビの三番のパリージョを習い、
タンゴ・デ・マラガも一緒に練習しました。
Yと私で、踊りが違う・・・。
もともと踊りのスタイルは異なる二人ですが、
私がサパテアードでいっぱいいっぱいになっているのに対し、
Yはかろうじて「踊り」に昇華しているのです。愕然としました。
悔しかった。
「踊り」が違うならともかく、自分が躍れていない現実を目の当たりにして。
そしてあせる私に、Yは
「私、一回もレッスン休んでないよ」と。
Yの言うことはごもっともで、休んだ私ができていないのは当然のこと。
だけど、自分の中で、ずっとYに黙って個人スタジオを借りて
練習をつんできたという自負があります。
なのに、たった一ヶ月、4回のレッスンでこんなに
差が開いてしまうなんて。
改めて、踊りの容赦ない厳しさに直面し、途方に暮れるしかなかったのです。
この先、なんとしてもYと並び、ともに「踊り」を競わねばならない。
一ヶ月のブランクを埋めるには3ヶ月かかろうとも、
それは私に課せられた努力目標であり、
是が非でも達成しなくてはならない通過点なのだと。
12月のクルシージョに加えて、個人練習も復活させて。
自分の中に生まれた焦りと悔しさを消化するには、
おそらくこの道しかないのです。
そして。
そして、そう。私は意外に、こんな苦しみもまた好きだったりする。
辞めたくなるほどの劣等感と焦燥感。
自分の情熱の糧とするのに、これほど適当な感情が
せっかく自分の中に生まれたのだから。
Liza