借金地獄から実業家に！TKOの母・木下定子
本を出版。コンビニ弁当をプロデュース。
さらに大阪を中心にタレント活動をこなす、
今話題の人物が、人気お笑いコンビTKOの木下隆行さんのお母さん、
鉄板鍋、焼肉、からあげなど全国に50店舗の
お店を展開し、いまや年商20億円を誇る実業家でもあるのですが、
そんな定子さんも、かつては借金とりに追われ、
家族と共に住まいを転々とする日々でした。
一体どのようにして借金地獄から這い上がったのでしょうか？
およそ30年前、夫が経営していた会社が倒産。
多額の借金だけが残りました。
そこからは借金取りが毎日のように家におしかけ、
定子さんは常に土下座していたという。
それでも夫はひと山当ててやろうと、不安定な仕事に手をだす毎日。
中々借金は減りませんでした。
山のような借金から逃げ回る日々。
引越しはじつに17回もしたと言います。
しかし、このような状況にありながらも、
子供たちにとって、よく遊んでくれる父親はヒーロー。
だから定子さんは、父親の良いイメージをそのままにしてあげたい
という思いから、子供たちの前で夫を悪く言うことは
一切なかったそうです。
定子さんが目指したのは笑顔が絶えない家庭。
そんな思いに包まれ、木下家はいつでも前向きに
暮らすことが出来たのです。
そのおかげで、TKO木下さんも
自分の家が貧乏だということに気づかないほど
幸せを感じていたそうです。
靴下がお揃いの物がなかったり、穴があいているのは当たり前。
さらに小学生だった木下さんが学校で弁当箱を開けると
中には白いご飯のみ。
それが貧乏という意識が全くなく、むしろ当時は楽しかったそうです。
そして1988年。ある出来事が木下家の運命を大きく変えました。
定子さんの夫が癌になったのです。
癌は末期でした。
しかし、夫は定子さんにこんな事を言ったのです。
「焼き肉屋をやりたい」
定子さんは、この人の言いなりにはならないと心に決めていたものの、
願いは叶えてやらなアカンなという事で、
1989年、無理をして焼き肉店をオープン。
そして、メニューに意外なものを加えたことで
木下家の運命が大きく変わったのです。
貧乏時代に家族で良く食べた、鶏肉と白菜を
しょうゆと砂糖だけで味付けしたシンプルな鍋料理。
これに改良を重ね、店で出したところ大好評！
噂は口コミで広まり、店は大盛況となったのです。
そして、店が繁盛するのを見届け1991年に夫はこの世を去りました。
その2年後、鉄板鍋専門店を寝屋川にオープン。
さらに16年後には東京にも進出。
そして去年2月には大阪にからあげのお店を開いたのです。
順調に店舗数を増やし、全国に50店舗を展開。
年商20億にまで成長。
2006年にはついに借金を返済し終わりました。
そして定子さんは明るく前向きなキャラクターをいかし、
タレントとしてデビュー。
「何でもやってみたい。チャレンジはしてみたいです。
タレントと名がついたからには忙しいタレントにならなくっちゃ」
どこまでも前向きな肝っ玉母さん。
65歳の定子さんは女優も目指すと意気込んでいます。
ちなみに共演したい俳優さんは北大路欣也さんだそうです。
参照元：『スッキリ！！』、松竹芸能株式会社HP
65歳とは思えないパワフルなお母さんですね。
また、借金地獄という状況にありながらも、
子供たちの前で父親の悪口は一切言わず、
なおかつ貧乏を感じさせずに、子供たちが幸せだと
感じるほど温かな家庭を作ったのはスゴイ！の一言です。
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