4/20 neOen エムカードリリースイベント@ヴィレッジヴァンガード+PLUS 1部 | もうね。なにがなんやら

4/20 neOen エムカードリリースイベント@ヴィレッジヴァンガード+PLUS 1部

今回は4/20に行われたきneOen エムカードリリースイベント@ヴィレッジヴァンガード+PLUSの模様をレポートしたいと思います。

 

 

○イベント概要

neOenは2022年11月23日デビューの3人組アイドルグループです。メンバーは米田春佳ちゃん、岬姫花ちゃん、浜本侑衣ちゃんの3人。メンバーはデビュー以来変更はありません。情報が少ないため不正確かもしれませんが、シングルはこれまで12作品をリリースされており、今回は「渋谷404」と「雨のカーテンコール」をダウンロードできるエムカードのリリース記念イベントとなっております。イベントはイオンレイクタウン内にあるヴィレッジヴァンガード+PLUSで行われました。13時と15時30分からの2回行われ、私はこのうち1回目に参加させていただきました。エムカード購入者を対象に優先観覧券が配布されましたが、観覧フリーとなっており、お客さんは約30人といったところ。撮影も可となっておりました。

○ミニライブの模様

イベントは予定時間通りにスタートしました。オーバーチュアにのってメンバー登場。今回も黒を基調とした衣装でした。1曲目は「YOU & I」。今回久々にneOenのライブを見たのですが、第一印象としてメンバーのパフォーマンス力が底上げされているなと思いました。以前見たときは歌唱面の柱は浜本侑衣ちゃん、ダンスは米田春佳ちゃんかなという印象を受けましたが、今回は良い意味で誰が特に目立つことがなく、メンバー3人それぞれが個性を持ち、しっかり自己主張されている感じがします。この「YOU & I」は岬姫花ちゃんのソロから始まります。姫ちゃんの少し高めでかつ活き活きとした声が、曲に鮮やかな色を与える、そんな印象を受けます。続く侑衣ちゃんの声はさらに高く、ちょっとびっくりします。このメンバー同士で競り合っていく感じがとても良いですね。この後Bメロになるのですが、ここは春佳ちゃんの声で一旦落ち着き、次のサビに向かって再加速していく感じになります。曲全体を通して自然な流れで推移していくのはメンバー3人の実力があってこそだと思いますし、その組み合わせの妙がありますね。この「YOU & I」の歌詞はneOenの今と重なりを感じる部分が多々あり、それを3人の特徴のある声で歌われることでイメージがより鮮明になる、そんな印象を受けます。1曲目からneOenの良さが凝縮されているように思いました。


2曲目は「夏の横顔」、こちらは恋愛を歌った曲となっています。夏の恋愛ソングと言えば、ちょっと浮かれた感じかなとイメージしますが、背景は夜で落ち着いた雰囲気の曲になっています。「全国告白宣言」を除いてneOenの楽曲全般的に落ち着いた雰囲気の曲が多いですね。この「夏の横顔」についても同様で、曲の冒頭では「初めての夏」と歌われていますが、サビでは終わりを予想している、達観した恋愛観が歌われています。「夏の横顔」というタイトルからしてもそうですが、真正面からではなく横から見ている、冷静で第三者的な視点を表しているように思います。これが現代の恋愛観かどうかは分かりませんが味わい深い曲になっていると思います。そんな深い歌詞も伝えられないと意味が無いのですが、カラオケに負けない声量でしっかり歌われています。さらに個々の表現の違いによって歌詞世界に色が付けられていくのですが、そこはぜひライブで体験していただければと思います。サビも耳に残るキャッチーなメロディになっているので、とても良い曲です。

 

3曲目は「雨のカーテンコール」でした。こちらはサビの歌詞のほとんどが雨音のオノマトペ「ザーザー」「シトシト」などになっているのがとてもユニークな曲です。ただ全体でも3分12秒しかなく短めで、サビも前述の通りとなっているため、メンバーの声の良さと雰囲気を味わう程度で印象は薄め、あっさりといった感じです。4曲目は「渋谷404」、この曲で注目したのはダンスでした。今回会場となったヴィレッジヴァンガード+PLUSは店内にあるイベントスペースながら、常設のステージとなっており面積はかなり広め。7人くらいまでなら狭さはまったく感じないと思います。一方はneOenは3人組なので、通常なら広すぎるくらいなのですが、3人のパフォーマンスはそれをまったく感じさせませんでした。理由はひんぱんに入れ替わるフォーメーションチェンジの多さとその鋭さにあると思います。この鋭さがあるからこそ、広いステージをいっぱいに使ったパフォーマンスでも空間に隙間をほとんど感じませんでした。それを歌いながらこなすのは相当大変だと思います。これもまた3人でサビ以外はソロパートの連続ですから並大抵ではないでしょう。フォーメーションチェンジもスムーズで息が合っていればこそだと思います。付き合いの長い3人らしさを感じますね。

 

MCを挟んで最後5曲目は「ソラミタカ」。こちらは聞いている人の背中を押してくれる応援ソングになっています。メッセージ性の強い曲ですから、2曲目「夏の横顔」でも見せられた伝える力がここでも発揮されています。彼女たちの力強いボーカルによって、聞く人の背中を押す力が本物になっている、そんな感じがしますね。また歌詞中には「ソラミタカ」の文字の一部を入れ替えるアナグラムなど仕掛けがあるのですが、そういった面白みもカラオケに負けない、歌詞をはっきり伝える力があってこそだと思います。総合的に見て、この曲もneOenだからこそという部分が多く、魅力を引き出している一曲となっています。ミニライブは以上の5曲で終了、15:25まで約25分のミニライブでした。この後は特典会、購入したエムカードにサインを入れて貰えるのですが、絵柄は数種類あり選べないようになっています。さすがに絵柄と違うメンバーにサインを入れてもらうのは忍びないですね。私は全然絵柄を確認しないでメンバーを指定してサインを入れてもらおうとしたので、もし違っていたらと思うと危なかったです。

 

4/20 neOen エムカードリリースイベント

@ヴィレッジヴァンガード+PLUS 1部

01.YOU & I

02.夏の横顔

03.雨のカーテンコール

04.渋谷404

MC

05.ソラミタカ

○まとめ

以前neOenを見たときも総合的にしっかりとした実力を感じましたが、今回はさらに底上げされた感じがします。安定を欠く場面は皆無でしたし、3人であればこそという部分も多々ありました。オリジナル曲も増え、メンバーの魅力がより引き出されているような気がします。世の中には実力派アイドルグループがたくさんありますが、neOenと同じ方向性をもって確実に上回るというグループはなかなか無いのではないかなと思います。曲自体は時代の最先端を行っていたり、ぶっ飛んだ感じではなく、定番と言えば定番なのですが、その中でもパフォーマンスによって他との違いを出していく、そういう力があります。ぱっとした派手さは無いですが、流れの中ではなく集中してじっくり腰を据えて見ていただきたいグループですね。以上です。