8/26 OKI.7STARS「C'mon☆」発売記念インストアイベント@タワーレコード錦糸町 | もうね。なにがなんやら

8/26 OKI.7STARS「C'mon☆」発売記念インストアイベント@タワーレコード錦糸町

今回は8/26に行われた、OKI.7STARS「C'mon☆」発売記念インストアイベント@タワーレコード錦糸町のレポートを書いていきたいと思います。

○OKI.7STARSについて

まずは今回のイベントの主役、OKI.7STARSについて書いておきたいと思います。読み方が難しいですよね。「おきなわセブンスターズ」と言うようです。「おきなわ」とあるようにOKI.7STARSは沖縄県内にアイドルを抱える芸能プロダクション7社が連携して立ち上げられたアイドルグループです。メンバーは7人、7社から一人ずつ社の代表としてグループに参加しているそうです。一つ特徴的なのは12月31日まで期間限定グループだということ。残念なことに活動期間は1年どころか半年も残されていません。どんなアイドルグループも出来る限り長く続けてもらいたいものですが、期間が短いからこそということもあるかなと思い、今回ミニライブに行ってきました。


○イベントについて

イベントはタワレコ錦糸町店で行われました。ミニライブのスタートは18時30分、ちょっと早めでしたが、なんとか開演前に行くことが出来ました。タワレコ錦糸町のイベントは久しぶりに参加しますが、今回は色々仕様が変わっていましたね。タワレコではコロナ対策として事前にweb参加登録しなくてはいけなかったのですが、今回はありませんでした。またステージ前に透明ビニール幕が張られていましたが、今回はこれもありませんでした。なお今回は静止画のみ撮影可能だったのでビニール幕が無い分、より綺麗な写真が撮れたのではないかなと思います。コールは禁止でしたが、かなり緩和されてきましたね。

 ○ミニライブ

イベントは18時30分からでしたが、それに先だち18時頃からリハーサルが行われていました。ちょうど私がタワレコ錦糸町に到着したときに「17才」を歌われている最中でした。ただしこのタワレコ錦糸町では大概の場合、リハーサルは非公開で行われており、今回もブラインドが降ろされた状態で行われていました。そんな状態でも足音などから、しばらく立ち位置の確認などが行われていることが伝わってきており、かなり入念にリハーサルが行われているように思いました。
 
その後しばらくしてミニライブは予定時間通りにスタートしました。オーバーチュアにのって、まずはメンバー一人ずつ登場し、後ろ向きに整列していきます。ただ曲が始まるまで後ろ向きのまま、なかなか焦らす演出ですね。なお衣装は半分がレインボーカラーになったもの、公式サイトにもトップに出てくるアーティスト写真でも着用されているものでした。それではまずセットリストから。
 
8/26 OKI.7STARS「C'mon☆」発売記念インストアイベント
@タワーレコード錦糸町 セットリスト
01.未来へ
MC
02.17才
MC
03.C'mon☆
 
合計3曲の構成、MCは長めに取られていたものの全体でも20ほどで終了。持ち歌が少ないため致し方ありませんが、平均からすると短めな印象。最初のMCは自己紹介、2回目は沖縄弁での会話講座。なかなか意図していたことが出来なかったようですが、そのたどたどしさも可愛かったです。そんな素の部分が出たトークも可愛かったのですが、そもそもとしてメンバーは抜群に可愛かったです。メイクも自然でいかにもダイヤの原石といった感じ。原石と言ってもそう表現するしかないだけで、今が未完成、荒削りというわけではなく、もっともっと輝くだろうなと予感させる、そんな感じがします。またパフォーマンスも良かったですね。菅田みひろちゃんだけ少し声がか細い感じがしましたが、それ以外は菅田みひろちゃんを含め、声に透明感があり、若々しさがあり、こちらもダイヤの原石といった感じでした。
 

ただちょっと歌われている曲はどうかなと思いました1曲目「未来へ」はKiroroの曲のカバー。Kiroroは沖縄出身の二人組ということで、沖縄つながりということでの選択だと思います。ただはっきり言って歌詞が辛気臭いですね。サビにある「前を見てごらん」という歌詞ひとつとっても、いい年こいたアイドルファンの私にそんなこと言われてもねと言った感じ。先のことを考えてたら、仕事をしているか、まっすぐ家に帰ってますよ。それを明るく元気に歌われているというのも、合っていないなと思いました。2曲目「17才」は、こちらも沖縄出身の南沙織の曲のカバー。比較的、アイドル現場では耳にする機会も多い曲かなと思います。こちらは「未来へ」と異なり、彼女たちの若々しさにぴったりの曲だと思います。ただ直前のMCでは沖縄らしいアレンジがされているということでしたが、それっぽい雰囲気があったのは前奏の部分だけ。沖縄独特の楽器、三線の音色からイントロが始まるのは確かに沖縄っぽさを感じましたが、歌が始まってしまうとあまり沖縄っぽいとは思いませんでした。どちらかと言えば「未来へ」の方がスティールパンっぽい音が入っていてトロピカルな感じがあったように思います。もっとも彼女たちのボーカルから沖縄らしさを感じてほしいから、カラオケが目立ちすぎないよう抑えた結果とも考えられなくはないですが、沖縄っぽさをボーカルで表現するのはちょっと難しいかなと思いました。こちらはちょっと安易な作りを感じましたね。

 

ただ「C'mon☆」は明るく、奇をてらった感じもなく、彼女たちの魅力がシンプルに出ていたかなと思いました。ちょっとあやしいかなという部分もあったりはしましたが、それもまた若さじゃないかなと思います。そういうギリギリを攻めた感じがあって、それもまた良かったと思います。いずれにしても今しか出来ないパフォーマンスでした。出来れば、こういう今の彼女たちを魅力的に見せてくれる曲がもっと聞きたかったですね。期間限定のグループということで、それにも関わらずこんなに手の込んだことをするのかというところを見せられれば、かなり違った印象になったかなと思います。



○まとめの感想

OKI.7STARSは7つの事務所の看板を背負って選抜されたメンバーによるグループなだけに、個々の魅力はとても大きいと思いました。単純に言って皆可愛いですし、大人になるにつれ違った魅力を身に着け、さらに飛躍していきそうな、そんなダイヤの原石感にあふれていました。パフォーマンスもしっかりしていますし、リハーサルなどの様子からも真摯な姿勢も感じました。ただ沖縄というキーワードを背負ってしまっているという点が、特徴ではありますが弱点になっているかなと思います。例えばこれが、いろいろな都道府県出身者によるグループであったならば、シンプルに彼女たちの魅力を前面に打ち出した活動をされていたのではないかなと思います。しかしOKI.7STARSは沖縄らしさを出していかなければならない、ということで「未来へ」や「17才」といった選曲にならざるを得なかったのではないでしょうか。上手い運営であればそこを両立されるのでしょうが、私が今回見た限りでは中途半端に「沖縄」が勝っているように思いました。7つの事務所の寄り合い所帯という難しさもあるかも知れませんね。正直、こんなに可愛いメンバーを集めて、これかなという気がしました。以上です。