見えない友達 | 21世紀をどんぶらこ~落書き絵日記~

見えない友達

長男コタローが3歳のとき、長女ミミコが生まれた

同じ頃我が家は引っ越しもしたので


妹誕生+新しい家で

コタローの毎日はガラッとかわってしまった


その上生まれたばかりのミミコがいて思うように公園へも行けず

家にとじこもりがちだった、そんなある日



21世紀をどんぶらこ


子供部屋からコタローの楽しそうな声がする

まるで誰かと遊んでるみたい・・・??


21世紀をどんぶらこ

部屋から出てきたコタローは
21世紀をどんぶらこ

という。


へいじ・・・?そんな友達はいないけどな(しかも大変古風な名前だし)・・・と思いつつ


21世紀をどんぶらこ


私は深く追求しないタイプ



その後も「へいじ」は時々我が家に来ていたらしい



21世紀をどんぶらこ

ひとりで遊んでいたコタローがこんなことを言ったり

「ミミちゃんのベッドでへいじが寝てるよ」

と言ったりしていた


退屈のあまり想像力で遊ぶようになったんだなと、思っていた私


だけど


「ロケット公園のロケットっておっきいんだって、川のそばにあるんだって」

(確かにそうらしい・・・だけどその公園、コタローと行ったことはないよ)


とか、


21世紀をどんぶらこ

(確かに駅のそばに新しく22階建てのマンションができたっけ・・・)


とか、言う時があって

21世紀をどんぶらこ

さすがの私もどきっとした




ミミコが外へ行ける月齢になり、家に閉じこもることも少なくなって

コタローはだんだん、へいじのことを話さなくなったけど



だけど時々思い出す、

ほんとにへいじ、遊びにきてたのかな・・・??





21世紀をどんぶらこ

21世紀をどんぶらこ