「子どもとの会話が、
“キャッチボール”ではなく、
“ドッジボール”になっていませんか?」。
ある講演会での問いかけである
キャッチボールは、
相手に捕りやすい球を投げ、
相手からの球は両手でしっかりと捕球しようとする。
一方、ドッジボールは、
どれだけ捕りにくい球を
相手にぶつけるかが勝負。
そして、球が飛んでくると、さっと身をかわす。
別名「避球」。
慌ただしい朝など、
まさにドッジボールの応酬だったかと、
反省しきり。
いま社会には、
人に斬りつける凶器のような言葉、
甘いだけで気力を奪う鈍器のような言葉
があふれているように思う。
その中にあって、友の幸せを願い、
言葉に勇気と希望を添える
「対話」が大事と講演者は語る。
そして、その一つ一つの心ある言葉のキャッチボールこそ、
社会を変えていく基礎になる。