筑波山巡視 イノシシと遭遇

2012/04/05

　年度変わり初めての筑波山巡視をしてきました。

　今回は、桜川市側の登山口のひとつ、深峰歩道登山口（ユースホステルの跡地）からカタクリなどの開花状況を確認しながらの巡視。

　今年は、桜の開花が遅れていますが、山の草花も同様のようです。登山口付近ではカタクリやエンレイソウがやっと花を咲かせ始めたところ。山頂のカタクリの里では、例年だと７、８割は咲いているカタクリがまだ２、３輪しか発見できませんでした。この調子だと、今月末ごろが最盛期になる見込みです。

カタクリ　　　　　　　　　　　　　エンレイソウ
　

　巡視のついでに、自然研究路の分岐点（薬王院コースとの接続部分で三差路になっている）の案内標識を、初めての方にも分かりやすい表示に替えてきました。また、御幸ケ原の売店に、先月発行した筑波山のコース別ガイドを１００部ずつ置いてきましたので、食事や買い物でお立ち寄りの際にお持ちください。

古い標識　　　　　　　　　　　　　新しい標識
　

　山頂で施設の点検などを行った後下山し、午後４時ごろ登山口に到着しました。帰り道、道路わきの空き地に大きな野良猫（に見えました）が歩いていたので、だれか捨てていったのかな、と思い車を止めると、それはなんと体長７０～８０ｃｍほどの若いイノシシでした。しかも、まったく逃亡する気配なし。望遠レンズを取り出して、車中から撮影したのがこの写真です。もう何年も筑波山を巡視していますが、こんなに近くでゆっくりとイノシシを観察できたのは初めてでした。

これがイノシシです。