(2011.9.14)
日本野鳥の会茨城県の池野会長に同行いただき、花貫ダム周辺の森林調査に行ってきました。秋の紅葉が美しいこの地域は、花園花貫県立自然公園に指定されていて、落葉広葉樹の自然林が多く残っています。ブナやアカマツ、コナラの大木が茂る森林内には、筑波山でもあまり見かけない直径20cmを超える大きなアセビやリョウブがたくさんあり、土壌もふかふかで、樹木がたいへん良好に育っているのが確認できました。
池野会長によると、こういう森は県内ではほとんど見られず、初夏にはたくさんの野鳥が子育てに訪れるそうです。ダム周辺の遊歩道では、今がさかりのヤマジノホトトギスが美しい花を咲かせ、ミヤマアカネ、モンキアゲハ、カジカガエル、アオサギなどの姿も見られました。
美しい紅葉のためにも、むやみに人が入って自然が荒らされないよう保全していく必要性を強く感じた一日でした。