トイレを汲み取り式から水洗式へ | 水道屋パパのブログ

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和歌山市で株式会社近畿住設という小さな水道屋を経営しており、二人の子供のパパとして子育てにも奮闘中です!
パパとしての日常の出来事や、水道屋としての仕事での出来事など色々綴っています。

こんにちは、『水まわりリフォーム相談室』第55回目です。

皆さんも是非、参考にして下さいニコニコ

 

タイトル「トイレを汲み取り式から水洗式へ」

 

相談者は愛媛県松山市の一戸建て住宅にお住まいの方です。

 

◆ご質問内容

 

築40年の木造二階建の物件です。
 

隣の家と近い上にトイレが古く汲み取り式で色々と不便な面が多く、
現在は自分で住む気になれず賃貸として貸し出しているのですが、
将来的に立て直すか、リフォームして自分で住みたいと思ってます。
 

一番気になるのはトイレ周りで和式、汲み取り式、一段上がりの床面タイル、土壁という年代物です。
せめてトイレ周りだけでもキレイになれば我慢できる思うのです。
 

見た目には、老後を考えバリアフリー、洋式便器、暖房を入れるためのコンセントなどを考えています。
なによりも現在、汲み取り式ですから地下のタンクの処分、浄化槽への変更など素人目にも難しい思います。
どの様なリフォーム方法があるか、隣接したお隣りに迷惑をかけない方法があるか、
汲み取り式から浄化槽への変更方法、タンクの処分費用、浄化槽の導入費用、届け出など詳しく知りたいです。

 

――――――――――以下回答――――――――――

 

◆回答

 

和歌山県の場合でお答えします。
浄化槽を設置する場合は、工事前に必要な書類(自宅の平面図、配管経路図、その他諸々)を市に提出して工事許可をもらう必要があります。(工事資格のある指定工事業者が行う。)

工事許可が下りたら工事ができ、施工中は規定の工事写真を撮影しながら工事し、工事後はその写真やその他書類を提出して、完了検査してもらう必要があります。

自治体によっては工事中の立会い検査がある場合もあります。

便槽の処理は、最終汲み取り後、消毒して便槽の底に地下水が溜まらない様に穴を開けて、砂質土等で埋めてしまう方法が一般的です。
条件が揃えば、便槽の全摘出も可能ですが、通常はなかなか条件(費用や敷地の大きさ等)が揃わず難しいです。

合併浄化槽なので、トイレの汚水以外の生活排水の配管も浄化槽に接続する必要がありますので、既設の屋外の排水管は、おおむねやり替える必要があります。

浄化槽の大きさは、住居の場合、建物の延べ面積で決まります。
延べ面積が130㎡以下は5人槽、130㎡以上は7人槽となります。
(※和歌山県の場合は特例で130㎡→150㎡での扱いとなります。)

工事費用は敷地の大きさを含め、全く何の資料も無いのでお答えできかねますが、弊社の実績から判断しますと、トイレのリフォームも含め最低でも120万円~150万円位は必要だと思います。

リフォームするのですから、お隣さんに全く迷惑をかけないのは不可能ですね。
お互い様だと思いますので、ご理解頂くようお願いして下さい。

 

 

◆水まわりの事なら弊社までお気軽にご相談下さい。

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〒641-0002  和歌山市新中島120-34

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☎073-471-6685 担当:林マデ

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