月風かおり風書展「天空の風 チベット横断6500キロ」から | ”ピースの讃歌”

”ピースの讃歌”

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場所 モンベル渋谷
期間 H22/8/7~8/29
世界を旅し、その感動を墨で表現する、芸術書道家、月風かおり氏の作品展。墨による感動の造形や、無雑の線のみ知る精神の表現、「風書」を鑑賞させて頂きました。

会場には「風書」の他に、作者の制作風景が展示されていました。

写真作品は、オールカラーの四切り大。アクリルに挿み込まれた写真から、オートバイで移動する、「天空の風 チベット横断6500キロ」の制作風景を、伺うことが出来ました。

芸術書道家の大作を仰ぎながら、隣の写真展示を拝察しつつ、“写真とは何か“という素朴な疑問を自らに投げかけてみました。

一瞬、閃いたのは、“写真は芸術には非ず、画家の下僕である“という、故・金丸重嶺氏の「写真芸術」の一節でした。

追記
写真の、記録としての意味と価値。それは、“そこにいた“という事実、存在の証の一義がそこにある。一個の視点、作家の息吹きを一つの起点に、十全たる次なる一歩へ昇華するアートの新風を、私もピースの讃歌で研鑽して参りたい。