こんにちわ。

船橋のすぎおかクリニック院長の杉岡です。

さて、このシリーズでは、皆さんが普段感じることのある症状の中からひょっとしたら心臓が悪いんじゃないか?病院に行かなくて大丈夫か?

という疑問にお答えしていきたいと思います。

第一回めは

動悸

についてお話ししたいと思います。


皆さんのなかには、急にドキドキが始まって非常に心配した経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

心配になって次の日に病院に行っては見たものの
何も悪いことないよ
と言われておしまい。

さあ、どうしましょうか?

動悸という症状は、実は動悸が起こっている最中にしか異常と判定できません。動悸中に心電図をとることで初めて、
あなたには不整脈がありますね
といえるのです。

ですから次の日に、動悸が治ってから病院に行っても異常なしと言われてしまうのです。

では、このドキドキが起きたときにまず何をすればいいのでしょうか?

それは、

自分で脈をはかる

ことです。

人は、手首の辺りで自分の脈を感じることが出来ます。
例えば、左手の手首に右手の人差し指と中指をのせてみると、分かりますよね?

これを動悸を感じた時に行うのです。

僕は、動悸を感じた患者さんがいらしたときに、必ずある質問をします。

・動悸のスピードはどうでした?

・動悸のリズムは?

・動悸はどれくらい続きましたか?

・動悸は急に始まり、急に治りましたか?

・動悸は段々と強くなり、段々とおさまりましたか?


これらの質問に対して、自分があらかじめはかっていた脈の話をして答えていけば良いわけです。

我々医者は、大体こういった質問で動悸の正体をある程度予測できます。

その上で、必要な検査をします。

1)24時間心電図
これは、1日心電図をつけたまま、帰宅していただき、翌日外す。それを解析することで不整脈の有無を見ます。

2)心臓超音波
心臓の動きを見るものです。
心臓の動きが悪い、心不全という病気を調べます。

3)血液検査
心臓の異常が血液データに出ていないか?また、心臓以外の病気がないか、調べます。

その結果で病気の有無を判断します。

しかし、これらはある程度の専門知識が必要とされます。

動悸を感じるようなときには、循環器を専門とする医者に是非見てもらってください。



次回は、心臓が悪くないのに動悸が起きるのは何故?
についてお話しします。


船橋のすぎおかクリニックは内科、循環器、心臓、糖尿病などを中心としたクリニックを5/12に船橋の夏見台にオープンいたします。




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