肉の脂とオリーブオイル、どちらが身体によいのでしょうか？【大阪八尾市 ケトン体ダイエット】
肉の脂など、食物の脂質はほとんどが中性脂肪です。
この中性脂肪はグリセロールと脂肪酸に分解されて
小腸上皮から吸収されますが、
そのなかで中性脂肪に再合成され集合します。
この集合体は、キロミクロンと呼ばれます。
リンパ液に入り、リンパ管に拡散します。
キロミクロン（中性脂肪）は、
胸管を上行し鎖骨下静脈内に入ります。
鎖骨下静脈に入ったキロミクロンのほとんどは、
肝臓、脂肪組織、筋肉組織などの毛細血管を通る間に、
毛細血管壁にある酵素（リポ蛋白リパーゼ）により、
その積み荷の中性脂肪は、脂肪酸とグリセロールに分解されます。
その分、中性脂肪は血中から除かれます。
中性脂肪から分解された脂肪酸の一部は、
筋肉細胞などでエネルギー源として利用されます。
残りの脂肪酸は、
肝臓と脂肪組織の中に拡散します。
そして、
再び中性脂肪に合成され脂肪細胞内に蓄えられます。
中性脂肪は、
１つのグリセロールに３分子の脂肪酸が
結合して構成されています。
トリグリセリドといいます。
オリーブオイルの成分は、
脂肪酸ですので、そのまま小腸から吸収されます。
従って、エネルギー源として使われずに余った脂肪酸は
中性脂肪に合成されて蓄えられるという意味では、
肉の脂もオリーブオイルも同じようなものだと思われます。
一般的にはオリーブオイルは
血管をさらさらにして
梗塞の予防に役立つとされています。
また、動物性脂肪に多く含まれる飽和脂肪酸は、
取りすぎない方がよいとされていますが、
日本脂質栄養学会は、
動物性脂肪の方を植物性脂肪より推奨しています。
例えば、何かと評判の良いオリーブオイルの主成分は、
オレイン酸という一価不飽和脂肪酸です。
肉の食べすぎは梗塞になるよと
言われがちですが、
牛脂の主成分も、実はオレイン酸です。
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