衆院選2021 責任ある投票を! | 杉本彩オフィシャルブログ 杉本彩のBeauty ブログ Powered by Ameba

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2021年10日31日
衆院選の投開票です!

コロナ禍で社会全体が危機的状況にある今、若者に向けても、今までになく「投票に行こう」と呼びかけるキャンペーンが目立ちます。

特に若者にとっては、仕事、結婚、出産、子育て、環境問題など、自分たちの将来が政治で大きく影響を受けます。

幸福な人生が送れるか、、、
政治にかかっていると言っても過言ではありません。

そして、犬猫の殺処分問題、悪質ペット事業者への規制強化、畜産動物や実験動物、展示動物などの動物福祉、その整備と前進も、もちろん左右されることは言うまでもありません。

是非、選挙に行っていただきたいです。
そこで大切なのは、候補者と政党をしっかりと自分なりに調べて、責任ある投票をすることです。

「よく分からないけど、イケメンだから、キレイだから」と、表面的なことで判断したり、「殺処分0って言ってるから」など、安易な判断ではなく、候補者の本質(志し)を見極めようとする視点を持って、あらゆる角度から、候補者の行動や発言をチェックしてみてください。

私が代表を務める公益財団法人動物環境・福祉協会Evaは、超党派議員連盟で、動物愛護管理法改正の会議において、アドバイザリーを務めてきました。また、Eva設立前から、私は長年の活動の中で、多くの議員や候補者と接してきました。
その経験から知ったこと、感じたことを記したいと思います。

まず、候補者の功績やプロフィールに関して言うならば、それをそのまま鵜呑みにするのはやめたほうがいいです。
候補者の皆さんは、まず選挙で当選することがすべてなので、どなたでも多少はオーバーに手柄を書きたいものです。
それが票に繋がると思えば、そう思うのはある意味当然。
政治家に限ったことではないかもしれません。

けれど、今までの選挙でも見ていると、なかには首を傾げたくなるものや、とても悪質な虚偽と言って過言ではないものもあります。

よくあるのは、ある成果について、少しだけ関わった程度で、まるで自分が中心になって推し進めたかのよう書きぶりをするケースです。その背景や経緯を知る者は、誰の行動と力でそれを達成したのかを知っているので、「それはかなり過剰な言いっぷりではないか?」と思うこともしばしばです。
けれど、その程度なら「まぁ、ありがちだね」と流せる範疇です。

また、近年は、動物愛護の機運が高まり、票集めのために、何の知識も持たず、とりあえず「殺処分0!」「動物愛護!」と掲げるケースもあります。
聞いていると、問題の焦点がズレている場合や、問題の本質に言及して敵を作りたくないのか、そもそも問題の本質を知らないのか、という方も多いです。
まぁ、それも、当選されたら後に期待ということで、議員になって勉強してくださっているか、ポーズだけではないか、それを私たち有権者が検証していけばよいことです。温かく見守りながら、厳しい視点でチェックする。
当選後の動向と結果をしっかり見ていけばいいと思います。
口だけなら、次は投票しなければいいわけですから。

そして、注意していただきたいのはここからです!

動物愛護を掲げる議員の中には、完全にペット事業者応援団の方もいます。耳ざわりの良い「殺処分0」「動物愛護」はイデオロギーに関係ありませんから、誰もが印象の良くなる公約なのだと思います。けれど、「殺処分0」というならば、そのために何をするのかという考えとビジョンをしっかりと持ち、公約にしてほしいものです。

そして、さらに注意が必要なのは、先にも記した、プロフィールにある功績がまったくデタラメなケースです。
嘘を書いても、そこまで調べる人がなかなかいないのか、言ったもの勝ちのようなところがあります。
これは有権者を完全に騙していることになりますから、こういう手段を選ばない詐欺的なケースはとてもタチが悪いです。

では、どうやってそれらを見極めればよいのか、、、。

虚偽の功績などは簡単です。立候補する方は、やってきた活動などを必ず発信されているでしょうから、それを達成するにあたり重要な場面や人物と繋がりがあるのかなど、過去に遡ってSNSを見ていけば明らかです。多少時間は必要かもしれないですが、意外と難しいことではありません。

また、愛護ではなく、ペット事業者側の議員も、業界団体の役職に就いていたりしますので、よく調べればわかることです。
他にも、ペット業界団体が開催しているイベントなどに出席していたり、密なお付き合いが見えてくることがあります。

そして、もう一つお伝えしたいのは、実際大きな影響力ある大物議員になると、とても大きく尽力されたのに、自分でわざわざその手柄を発信しないということもあります。さすが、余裕なのかもしれないですね。
それを知るには、ロビー活動やさまざまな運動により、結果を出してきた啓発団体などのSNSを注意深く見れば、ある程度見えてくるはずです。

SNSの発達により、いろんな情報が入手できる時代になりました。でも、真実を見極める力を養わなくては、逆に、簡単に騙される時代なのだと思います。言い換えれば、良くない目的を持った人が、簡単に人を騙せる時代でもあります。
騙されないこと!そのために注意深く、さまざまな視点を持つこと。これも大切な責任だと、28年間の活動から学びました。
どんな未来を作るかは、私たち有権者にかかっています。
よく見極めて、責任ある投票を!