りーさんから動物実験についてのご質問 | 杉本彩オフィシャルブログ 杉本彩のBeauty ブログ Powered by Ameba

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りーさんから

こんなコメントを頂きました。



『リベラータの
アニマルフリー
さすがだなと思います。


彩さんに
質問なんですが、

ラットの解剖については
どう思われますか?


私ゎ今栄養士を目指して
学校に通っていますが、


この間、授業で

ラットの解剖をしました。

 
何十匹ものラットが
私達のために命をくれました。


先生ゎ、私達が
知識と経験がある
栄養士になるために、


この授業をしていて、
命をくれたラットに
感謝しながら勉強して下さい。

との事でした。


確かに栄養士をする上で、
人体を知っていないと
仕事になりませんが、


手足を結ばれ、
麻酔をかけられ、
反射でピクッと動いたり、
目が開きっぱなしの
姿を見たら、


私ゎ辛くて
仕方ありませんでした。


彩さんゎ
どう思いますか?』



という内容でした。


りーさん、コメント
ありがとうございます。



さて、
私の考えですが、


正直なところ、
栄養士を育成する学校で

動物実験が
行われていることに
驚きました。



医学の世界においても、
問題視されている
動物実験。


第三回生命科学に
おける代替法と
動物使用に関する
世界会議において
採択された


1999年のイタリアでの
ボロニア宣言では、


Russell and Burchの


「三つのR」、


削減(Reduction)
純化(Refinement)
置き換え(Replacement)


これらの


「人道的な
 実験技術の原則」を


三つのRとして
定義しています。



代替法における
削減とは、


科学的手法において、
より少ない動物から
同等の情報を
得るための方法、


あるいは
同じ数の動物から
より多くの情報を
得るための方法


要するに、
犠牲になる動物を
必要最小限に止めることです。



代替法における純化とは、


痛みや苦痛や
不快感を弱めたり、
動物の福祉を
向上させるもの


要するに、動物に

苦痛を与えない配慮と、

快適な環境を作る配慮を
しなければならない

ということです。



代替法における
置き換えとは、


動物を用いた
実験をせずに、
目的を達成するもの


要するに、
過去の実験データを
基にしたり、


動物を使わない
新しい実験法を用いる

努力をしなければならない、
ということです。



動物実験において、
世界はこのような基準を
設けている時代です。



栄養士のお仕事は、
もちろん
人の美や健康、
入院患者さんの
栄養管理に


大きく貢献してくれる
ものですし、
食は命の源ですが、


医療行為のように、
人の命にすぐさま
直結するものでは
ありませんから、


栄養士育成において、
そのような実験が


なんのために
何を目的として
行われていたのか、


栄養士育成について
知識のない私には

理解しがたいところがあります。



人体を知るうえで
ということですが、


人の体とは
大きく違うラットを、
どのように
人体と照合させるのか、

不思議な感じも致します。


医学の世界でも、
動物実験において、


人体と動物の
体の違いは
問題視されている
との話も聞いたことがあります。



というのが、
私の正直な
感想と考えですが、


改めて考える際に、
参考にしていただけたらと
思います。