18歳のみどりさんから以前
「彩さんの18歳の頃は
どんな理想像や目標がありましたか？」
という質問を頂きました。
遅くなりましたが、
お答えします
そうですね。
まだまだ具体的に目指すものが
定まっていない時でした。
こんな女優になりたいとか、
芸能界でこんなポジションを築きたいとか、
そんなことは考えていませんでした。
元々、芸能界は
憧れて入った世界ではなく、
自分が自立して
生きていくための
一番の近道だったんですね。
そこでしっかりと自立し、
自分の人生の進むべき方向や
志すものを見つけることができたら、
と考えてました。
自分の人生を
面白く展開させていくには、
この世界も悪くないかな、
と思えるようになるまで、
少々時間がかかりましたね。
ただ、早く大人になりたい、
という思いは誰よりも強くて、
若いということの心地悪さと
不自由さを常に感じていたから、
18歳の時は早く二十歳になりたかったし、
二十歳過ぎたら３０歳という
大人の世界に憧れてましたね。
仕事も遊びもスマートにできる
自立した自由な大人の女になりたい、
という理想像を描いてたと思います。
もちろん、
まだまだ現実の本当の厳しさ、
難しさなんて
なにも知りませんでしたが、
やはり仕事していると
いろんな困難にぶつかるものです。
でも、自立したいという思いが
私から甘えを排除していたし、
異常なまでに強い好奇心が、
恐れずに攻めの人生を
選択させたように思います。
漠然と、何かしらの起業をしたい
という夢は
若い15歳の頃からありましたが、
何をすべきかは、
全然具体的ではありませんでした。
結果、それを芸能界の仕事の中で
見つけることができたわけで、
今はプロダクションと化粧品会社、
という二本柱で頑張ってますが、
まだまだ道半ば。
人にコントロールされることが耐えられない、
という自分の性格が、
こういう人生を選択させたのでしょうね。
もちろん、18歳の頃は、
プロダクションの
支配下にあったわけですから、
そんな自分の本当の性質を
自覚して受け入れる覚悟が持てたのは、
そんな経験があったからだと思います。
若い頃、
目標が具体的でなかったとしても、
その時、目の前にある何かに
全力で挑んでいれば、
やりたいこともやるべきことも、
自然と見えてくるものだと、
私にはそんな実感があるんですね
若い時にしか出来ない経験や
失敗を沢山して、
本当の大人になっていくんだと思います