サンにゃの傷 | shine

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あれこれ作ってます。作品ログなブログ。

我が家のサンにゃが発情を迎えて、


「よし!繁殖(ぇ)相手を探すぞ!!」


と意気込んでいたアタシとダンナ。




ところが・・・


いざ探すとなるとこれがなかなか難しかった・・・

ネットを使って、福岡市内のアビのブリーダーを探すもヒットせず、ペットショップに尋ねるも、


「限られたブリーダーしかいないので、血統が濃すぎて交配は無理でしょう」


と言われ・・・。


だが、2月に入れば、おそらくまた発情。



発情ってね、前回画像でお見せしたけれど、見る分には正直いって可愛いの(ぉぃ

クネクネとした動き方や、テンションの高さがね、普段とまったく違うので、最初は


「かわいい~」


って笑ってた。


けど・・・

2日目、3日目って続くと、なんかすっごくかわいそうになってきて・・・

どんだけアピールしても、相手になるオス猫はおらず、本能が満たされることが無い・・・

その表情は、とっても苦しそうに見えてきて・・・


繁殖相手を探してる段階で、発情自体についても調べていたのだけど、実際苦しいらしい・・・

満たされない発情を繰り返すと、ストレスを溜めまくるし、子宮の病気にかかりやすくなってしまうんだとか・・・


本当は数回発情を超えて、1歳過ぎたら繁殖を・・・

と考えていたのだけど、泣き声も苦しそうだし、姿も哀れ。

この状態を数回超える・・・?

いや・・・


出来ません



ダンナと話し合って、


「これはもう・・・子を生ませるのは諦めよう。」


と決断。

そうと決まったら、次の発情を迎える前に対処しなくては。

次の発情はおそらく2月。

ならば、今月中に・・・



ということで、先日避妊手術してまいりました。

避妊手術は、麻酔を使うことや、手術自体が特殊なため、


「トラブルが生じても、病院には責任を問いません」


的なサインが必要。

これまた辛い・・・

実家猫のマロのときにもしたサインだけれど、あの時とは感覚が違う。


命を落としてしまうかもしれない


という恐怖は同じだけれど、サンを母親にしてあげられないのか・・・という辛さ。

だって、アタシ自身が出産した母だもの。

子を産んで、子育てしてる今、とても幸せだもの。(まー、子の他には大きな問題がありますけどもー 爆)


猫と人間は感情が違うかもしれないけれど、発情する本能があるんだもん。

きっと母になる本能だってあると思うんだよね。


それを無くしてしまうんだなぁ・・・


って思うと、涙が出そう。

でも、発情期の苦しそうな姿を何度も見て過ごすのと、どっちがどうだ?

って考えると、やはり「今」なのよね。


サン、ごめんね。



そして、サインをし、一泊して手術を済ませ、無事に帰ってきました。

傷痕はこんなに小さい↓


~natural~


2センチ足らずの小さな傷。

毛が生えそろって、その小さな傷が隠れてしまっても、かあちゃんは忘れんよ。

サンから、母親になる機会を奪ったこと。