合格か不合格か:本当に大事なことは数値や文字に置き換えられない? | みとのや先生日誌:元帰国生だから言える事

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アメリカオレゴン州、ワシントン州にある学習塾巣鴨アドバンススクール(www.sugamoadvance.com)で日々子供達と奮闘中です。

この日曜日はポートランド校では模擬試験が予定されています。日本の子たちと比べて偏差値がわかり、また志望校判定なども出るテストです。

 

この偏差値というのは非常にわかりやすい指標ですね。客観的に自分を把握できるからでしょうか、上がれば喜び、下がれば悲しみます。でも偏差値なんてただの数値です。

 

受験も、合格か不合格か、それはただの文字です。でもその文字を見て、人は喜んだり悲しんだりする。内定もそうですね。文字ですね。

 

ただの文字なんですが、非常に人に影響を与えるものですね。

 

でも数値や文字ってそんなに大切なのでしょうか。志望大学に合格したから幸せになれるわけではなく、希望通りの会社に就職したってすぐ辞めてしまう人もいる。オリンピックで金メダルとったからといって引退後は寂しくしているかもしれない。

 

それなのに、人は文字や数値を追いかける。そう考えると、文字や数値というのは非常に不思議なものですね。

 

 

そんなことを考えていると、数字に置き換えられるものや文字に置き換えられるものって、実は人生においては大したものではないのかな、と思うわけです。数字や文字に置き換えられないことの方が、人の幸不幸を決めているのかもしれません。

 

 

話は戻りますが、子供達も、私を含めた職員も、皆、偏差値という数値を高めるために日々励んでいます。日曜日、どんな結果を子供達は出してくるのか。なんだかここ最近、校舎全体でにテストに対する真剣さが増して来ているような気がします。この数値を追いかける真剣な姿、悪くはないですね。