育ての親 ヴィッキー・チャオ VS 産みの親 ハオ・レイ 映画「最愛の子」 | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

ブログにまとめられていない映画(DVDで見たのがほとんどだけど…)、もう30本くらいもたまってしまってる… ここまでたまってしまうと、内容をほとんど忘れているのも多いし、書く気にならないヤツも… ま、でも、備忘録代わりのブログですから、できるだけ書くように頑張らなければ…

今週は、中国映画や韓国映画、いわゆるアジア系の映画を中心に、重い腰を上げてみようかと思っています。と言うことで本日は、もしかしたら2ヶ月くらい前に見たDVDですね~ 中国の映画「最愛の子」というヤツです… 大好きな女優さんが二人も出ている映画なので、見たくて見たくてたまらなかったヤツなのに、まさかここまで放置プレイにしちゃうとは…(笑)




なんと、大好きな二人の女優さん(「少林サッカー」や「レッドクリフ」での可愛らしい役が大好きだったヴィッキー・チャオと、「天安門、恋人たち」があまりにも衝撃的だったハオ・レイ)が、母親として子どもを絶対に渡したくないと戦うという、かなり切ないお話です…

特に、中国4大女優の一人でもあるヴィッキー・チャオは、全編ノーメイクで撮影に挑み、田舎の村で暮らす育ての母親として素晴らしい演技を見せています。この作品で、たくさんの映画賞を受賞しています。誘拐されて数年たったことで、自分のことを本当の母親だとは思ってもらえなかった産みの親ハオ・レイさんも、辛い役だったと思いますね…

自分の子どもを誘拐された母親の思いと、自分が子どもを産めない体のため、夫が他の女に産ませた子どもと信じ育てていた母親の思い… どちらも、愛する自分の子どもとずっと一緒にいたいという思いだけなんですよね~

この映画は、実際にあった話をもとに作られた映画です… 1980年代の中国、なんと年間20万人もの児童誘拐・人身売買事件があったとのこと… 「拡大する経済格差・地方への出稼ぎ」「一人っ子政策」など、中国という国の大きな問題も描かれています…




Yahoo映画の作品解説より
第71回ベネチア国際映画祭や第39回トロント国際映画祭に出品された、実話がベースのミステリードラマ。3歳の息子が失踪し、その3年後に他人の子として育てられていた彼と再会した両親の葛藤や苦悩を見つめる。メガホンを取るのは、『捜査官X』などのピーター・チャン。生みの親、育ての親、それぞれの愛について問い掛ける。





ヴィッキー・チャオさん、ノーメイクでもとっても素敵でした… っていうか、ノーメイクだからこその美しさ・凄みというものがありましたね~

どちらかと言えば、誘拐された母親側の気持ちへの思い入れが強くなってしまいそうな話なんだけど、完全にヴィッキー・チャオさんを応援したくなっちゃうのが、この映画の不思議なところですよね~