難役を演じきった宮崎あおい&広瀬すずに泣けちゃいました… 映画「怒り」 | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

渡辺謙に宮崎あおい、妻夫木聡に綾野剛、松山ケンイチ、そして広瀬すず… かなりの豪華メンバーですよね~ そして、原作は吉田修一さんで、監督は李相日さん。映画「悪人」のコンビですよね~

個人的には、2016年を代表する日本映画と言われるのではないかと、公開をずっと楽しみにしていた映画「怒り」をようやく見てきました… 公開直後から、「かなり重苦しいぞ!」という評判は聞いていたので、ある程度の覚悟をもって行ってきました…

確かに、内容はかなり重いものだったと思います… 見るに堪えないシーンも何度かありましたが… わたしは、この作品を見てよかったな~ なんか救われるところもあったかな?という感じで、凄い映画を見せてもらったと感動して帰ってきました…




人を信じて裏切られる… 好きな人を疑ってしまって、後で後悔する… 人を信じること・愛することの難しさを、これでもかと見せつけられる、そんな作品になっていました… 日本映画を代表する豪華キャストたちが、次々と悩んで、結局は自分に対して後悔し泣き叫ぶ… いまだかつて見たことないような、そんな映画でしたね~

ネット上でも賞賛されているようですが、理想の奥さんというような穏やかな役が続いていた宮崎あおいさん、今回は確かに新境地という役だったかもしれません… その風貌や話し方、一瞬で普通の子とはちょっと違うという雰囲気出してましたね~ まっすぐに人を好きになって、まっすぐに自分の思いをぶつけちゃう… そして、彼女なりに悩んでの大胆な行動になるわけだけど… いや~、皆さん絶賛しているように、ホントに上手な演技でした… 彼女の葛藤に、泣かされてきちゃいました…

そして、今回の役をオーデイションで勝ち取ったという広瀬すずさん。もう、日本を代表する若手女優の一人と言ってもいいのに、黙っていても「いい役」がどんどん来そうな勢いがあるのに、自分から望んで今回の役を得たという、その根性にまずビックリです… 誰にもぶつけられない「怒りの叫び」にも、泣かされてきちゃいました…

女優さん中心に語るわたしのブログですから、この二人のことを書けばもう十分なんだけど、豪華な役者さんたち一人一人が、宮崎あおいさんや広瀬すずさんだけでなく、みんながそれぞれ新境地というか、いまだかつて見ることのない役に臨んでいたような気がします… 渡辺謙さんの後悔にも、妻夫木聡さんの泣きにも、森山未來くんの怒りにも、新人・作久本宝くんの迷いにも、とにかく心を揺り動かされて帰ってまいりました…




Yahoo映画の作品解説より
『横道世之介』『さよなら渓谷』などの原作者・吉田修一のミステリー小説を、『悪人』でタッグを組んだ李相日監督が映画化。現場に「怒」という血文字が残った未解決殺人事件から1年後の千葉、東京、沖縄を舞台に三つのストーリーが紡がれる群像劇で、前歴不詳の3人の男と出会った人々がその正体をめぐり、疑念と信頼のはざまで揺れる様子を描く。





宮崎あおいさん、今回の役のために7キロ太ったそうだけど、全然そんなことわからなかったなあ~(言われないとわからないですよ!) 言われてみれば、ちょっとムチッとした感じだったけど、元が痩せすぎだったのかなあ? 今回の役、ムチッとした雰囲気が必要だったのかなあ? そんなこともよくわからなかったですけど…

ま、とにかく、宮崎あおい&広瀬すずという二人の女優の頑張りが、この映画の一番の見どころだったように思います! そういう意味では、渡辺謙さんは今回は控えめの役、控えた演技だったのかもしれませんね…