不幸な結末の匂いがぷんぷんします… 映画「麦の穂をゆらす風」 | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

ケン・ローチ監督特集、行ってきましたよ~ 先週金曜日で上映が終わっていたヤツは見られなかったけど、土曜日に2本見てきました! 本日は、その1本目!

カンヌ国際映画祭パルムドール(最優秀作品賞)を受賞した映画「麦の穂をゆらす風」です!


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映画の舞台は、20世紀初頭(1920年頃)のアイルランドです! アイルランドがイギリスから独立をしようとした戦争(アイルランド独立戦争)と、その後のアイルランド内戦の頃の話… 英愛条約を巡って対立する兄弟を描いた悲しい戦争物語でした…

もう、映画が始まってからラストまでの約2時間、とにかく不幸な結末が予想できちゃうような雰囲気たっぷりの映画だったんです… 最後まで緊張しっぱなしの2時間でした…




映画.comの解説より
「大地と自由」「ケス」などで知られる社会派ケン・ローチ監督が1920年代のアイルランド紛争を描いた悲劇。06年度カンヌ映画祭パルムドール受賞作品。

英国による長年の支配から独立を求める声が出始めた1920年アイルランド。医者を志すデミアンと兄テディは武器を手に取り独立戦争に出征する。やがて勝利を収め、講和条約を締結させたアイルランド軍だったが、その条約の内容を巡って、今度は国内で争いが起こる……。


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この映画、意外に好きでした… 悲しい時代だったな~って、切ない気持ちにもなりましたが、若者たちが生き生きしていた感じがしました! いろんな意味で、時代に翻弄され葛藤する場面もあるんだけど、なんか前向きだったかも…

激しい暴力、残虐な殺戮もあるんだけど、上品に丁寧に描かれているような印象も残りました…(ケン・ローチっていう名前に負けてるのかも…) 戦争そのものが、いわゆるゲリラ戦っていうやつなので、人VS人だったからかもしれません… 裏切りや密告が多かったので、仲間内での処刑シーンが多く、感情移入しながら見ちゃいました… 演じている人たちが辛い想いで処刑しているんですよね~ だから、気持ちが伝わって来ちゃう…

ある方のブログも見ましたが、相手国のある戦争よりも内戦・内乱の方が辛いものがある… まさに、そんな感じの映画でした… せっかく独立を勝ち取りながら、条約で決められたことについて、兄弟で意見が分かれ敵と味方になってしまう… 切ない話ですよね~

悲しい時代の若者たちの物語、一見の価値はある映画だったと思います! 重苦しい話ですが、いい映画だと思いました…