今年の春に話題になっていた映画を、DVDレンタル開始とともに見ちゃおうっていうコーナー。今回は、春一番見たかった、号泣したかった映画「くちづけ」です。
障害のため、心は7歳の阿波野マコちゃん(貫地谷しほり)。彼女がいるだけで、まわりがホンワカしちゃうような明るさをもった可愛い子なんだよね~ 映画は、その彼女が亡くなったことを知らせるニュースから始まる… 映画自体は、彼女の死に向かうまでの回想といった形なんですね…(う~ん、いきなり切ない感じ)
見るからに気の強そうな貫地谷さんは、個人的にはあまりお好みのタイプとは言えないんだけど、この役は素敵でしたね~ 7歳と言われれば7歳に見えちゃうし…(あ、龍馬伝の時の彼女も良かったけど)
自立支援ホーム「ひまわり荘」の住人たち、みんな素敵でした… まさに、ひまわりのような明るさをもっている… 必死に病気と闘って生きているのだとは思いますが…
原作・脚本など、この映画を作り上げたと言っても過言ではない宅間孝行さんの才能には驚かされますね… う~やん役としても、お見事だったし…(正直なところ、こういう話って、楽しんで見ちゃっていいものやら、迷う部分もあるんだけど)
映画.comの解説より
劇作家で俳優の宅間孝行が主催し、2012年をもって解散した劇団「東京セレソンデラックス」の名作舞台を、堤幸彦監督、貫地谷しほり主演で映画化。
知的障害のため、心は7歳児のままの女性マコは、元人気漫画家の父親いっぽんに連れられ、知的障害者の自立支援グループホーム「ひまわり荘」にやってくる。無邪気で陽気な住人たちに囲まれ、のびのびと日々を送るマコは、そこで出会った男性うーやんにも心を開いていく。ようやく見つけた理想の場所で娘が幸せになれば、いっぽんも漫画家として復帰できるかと思われたが、やがてひまわり荘の一同に厳しい運命がふりかかる。
この春一番の号泣映画…と話題の作品だったけど、個人的には泣けなかったかな… マコちゃんが大好きな出演者ほぼ全員に泣かれちゃって、泣くタイミングがなくなっちゃった感じです… マコちゃんの死が、あまりにも衝撃的なモノだったし…(そりゃ、映画の中に出ている人は号泣するでしょ! でもな~ なんだかなあ~)
映画「海洋天堂」のような作品でしたね… テーマは同じかな? 切ないよね… 障害を持った子供をもつ親としては、かなり複雑な想い、ありますよね… でも、マコちゃんには、いつまでもひまわりのような明るさで、ずっと生き続けて欲しかった… そんな気でいっぱいになった映画でした…
個人的には、橋本愛ちゃんと田畑智子さんがいっぱい見られて、お気に入り映画でした(笑)