「史記」の名作『趙氏孤児』の初映画化 チェン・カイコー監督「運命の子」 | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

まず、初めにお詫びを… わたし、昨日のブログで「ウォン・カーウァイ監督の『運命の子』っていう映画が、すごくおもしろかった」と書いたのですが、正しくは、チェン・カイコー監督でした…(昨日はしかも、ジョン・カーウァイって間違っていたし… まさに、カタカナアレルギー… カタカナ難しすぎます…)

ウォン・カーウァイ監督と言えば、「グランド・マスター」がもうすぐ公開なんですよね~ そちらを注目していたら、なぜかゴチャゴチャになってしまっていました…

チェン・カイコーと言えば、「キリング・ミー・ソフトリー」「PROMISE」ですかね? 見たことはないんだけど「北京ヴァイオリン」とかも有名なのかな? 今回見た映画は「運命の子」という映画です! いやあ~、これは予想を遙かに超える面白さでした!


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映画.comの解説より
司馬遷の「史記」にも記載され2000年以上にわたり語り継がれている悲劇「趙氏孤児」を、「さらば、わが愛 覇王別姫」のチェン・カイコー監督が映画化。


日本で言えば「忠臣蔵」、イギリスで言えば「ハムレット」… 国民がみんな大好きな「お涙ちょうだい、スカッと復讐劇」なんですよね~

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春秋時代の晋国。文官の趙盾(チョウジュン)は対立する武官の屠岸賈(トガンコ)の謀略により一族を皆殺しにされるが、息子の妻で妊娠中だった荘姫(ソウキ)だけが処刑を免れる。やがて生まれた男児は趙盾の友人だった程嬰(テイエイ)の助けで生き延び、15年後、程嬰は晋国の忠臣・韓蕨(カンケツ)とともに男児に真相を語ってきかせ、ともに仇討ちの決意をする。

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程嬰(テイエイ)役は、中国の寅さんとも言われる人気俳優グォ・ヨゥ 「狙った恋の落とし方。」も、素敵な映画でしたね~ 
憎き屠岸賈(トガンコ)役は、「アイアンマン3」にも出たらしいが、出演シーンがほとんど映らなかったというワン・シュエチー。 
そして、運命の子を産むことになる荘姫(ソウキ)役は、ファン・ビンビンですね~ もんのすごく美しいです!


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ホームページより ストーリーです
「この子が大きくなっても、仇が誰なのか教えないで」出産に立ち会った医師に最後の言葉を残し、妃は自害。医師は、趙氏の根絶やしを図る武官から赤子を守ろうと奔走するが、その子の命と引きかえに、彼自身の子を殺されてしまう。さらには愛する妻までも…。

武官への復讐を誓った医師は、幾多の犠牲のうえに生き延びた孤児を引きとり、武官の門客となった。何も知らない武官は趙氏最後の子を溺愛し、何も知らない孤児は医師を「父さん」、武官を「父上」と呼び慕うようになる。

やがて15年の歳月が経ち、2人の「父」に育てられた運命の子が、すべてを知る時がやってくる。


仇討ち・復讐劇ではあるんだけど、復讐を誓ったテイエイと同じくらい、その子どもを溺愛するトガンコと、彼を父上と呼んで慕う子どもとの関係も重いんですよね~(あまりの長い年数のため、彼もまた、親になっているんですよね) ちょっと問題があるとすれば、子どもに復讐をさせようと思ったことですかね~(自分の手を汚さないのは、どうかと思いましたが… ま、それじゃ、映画にならないか…)

いやあ~、脚本の妙というのか…(原作がいいのだろうけど) おもしろかったなあ、この映画… 中国の時代背景なんて、まったくわからなくても十分楽しめる作品でしたよ~