和田秀樹監督が描く、認知症の父と娘の物語 映画「わたしの人生 わが命のタンゴ」 | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

年末に鑑賞した映画で、ブログにまとめてなかった映画、もう一つは、12月24日に閉館した映画館「シアタープレイタウン」(秋田有楽町)での最終上映、映画「わたしの人生(みち) 我が命のタンゴ」です。

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老年医療の専門家・和田秀樹監督の描く、認知症の父(橋爪功)とその娘(秋吉久美子)の物語… 日本国内で、約1000万人が悩んでいる(立ち向かっている?)と言われている介護問題を扱った映画です。

会場は、「シアタープレイタウン」の閉館を惜しむファンと、介護問題に関する映画を見たい!というファン、あわせて100人以上も入ってましたね~ 高齢の方が中心でしたが、物凄いお客さんで、上映最終日の映画館としても、嬉しそうでしたね~(当日は、テレビ局の取材もありましたし)




シネマトゥディの作品解説から
認知症という病を背負った父親とその娘が、アルゼンチンタンゴとの出会いを通して、再び人生に希望を見いだしていく過程を温かく見守る。娘と父親を演じるのは、数多くのテレビドラマや映画作品に出演してきた秋吉久美子と橋爪功のベテラン二人。精神科医として長年老年医療に取り組んできた和田監督が描く、一家のリアルな悩みと希望を映し出すドラマが感動を呼ぶ。


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父親の認知症の介護に悩む娘を演ずる秋吉久美子さんが、鬼気迫る演技を見せてくれます。おかしくなる(気が狂う?)一歩手前まで追い込まれちゃうんです。その父親を、老人ホームに入れるべきなのか? 自分が教授になるという夢を捨てて、自宅で介護するべきなのか? 見ているこちらまで、どんどん追い込まれてしまう感じ…

そこまで娘を悩ませる父親を演ずる橋爪功さんが、これまたすごい! 平気で、お店から物を取ってきちゃうし… 若い女性に興味示しちゃって、変てこな性欲を発揮しちゃうし… いくらでも食べちゃうし… 我慢や限度というものまで忘れてしまって…

物語は、次女役の冴木杏奈(本人がタンゴ歌手なんですね!)さんが、その老人施設でアルゼンチンタンゴを教えることによって、生きがいを見つけさせたり、親子の絆を取り戻させようというお話… 彼女あり気の物語でしたが、意外にホロッとさせられました。

ま、タンゴはおまけのようなものでしたが、介護問題、認知症などなど… 現代の問題を相当考えさせられましたね~ 長年、精神科医として活躍されていた和田秀樹監督ならではの映画だったと思いますね!