追悼、第18代中村勘三郎さん… 映画「やじきた道中 てれすこ」 | すがちゅあ~んのブログ

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映画・スポーツ大好き。女優の菜葉菜さんに触発されて、ブログを始めました。30年も前から、歌手の沢田聖子さんを応援してます。最近は、乃木坂46に夢中です!(おじさんなのに…) 好きな女優さん、いっぱいです。(宮崎あおい、有村架純、黒木華etc.)

12月5日、日本の宝とも言える中村勘三郎さんが亡くなってしまった… あまりにも早過ぎる死に、寂しさは隠せない… 本当に惜しい人を失ってしまった…

ワイドショー・芸能ニュースには、欠かせない存在だった勘三郎さん(正直なところ、まだまだカンクローさんって言うイメージの方が、大きいんだけど) 怒っている勘三郎さん、笑顔いっぱいの勘三郎さん、謝っている勘三郎さん(なんか、謝っているイメージが一番強いんだけど) その存在感は凄かった… でも、やはり、一番好きだったのは、彼の歌舞伎への情熱が見られたドキュメンタリー番組でした… 一度でいいから、生の歌舞伎を見たかったなあ~

でも、よくよく考えてみたら、彼の出ているドラマや映画の記憶まで、正直無いんですよね~ もしかしたら、一度も見たこと無いんじゃないかなあ? ドキュメンタリーや芸能ニュースでしか見たことのない、彼の人なつっこい笑顔が見たくて、先日放送された映画「やじきた道中 てれすこ」見ました… いやあ~、なかなか面白かったですよ~


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この映画、中村勘三郎さんと柄本明さんがプライベートで飲んでいるところに、たまたま映画監督の平山秀幸さん(「しゃべれどもしゃべれども」等)さんが一緒になって、「近頃の映画はなあ~ 俺だったら、こんな楽しい映画を作りたいよな~」なんて、勘三郎さんがつぶやいたことからできあがった映画なんだそうです。

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堂々の主役は、謎の生き物「てれすこ」? あ、いやいや、弥次さん喜多さんを演じるのが、中村勘三郎さんと柄本明さんなんですよ! 一緒に旅する花魁を演じるのは、小泉今日子さん! この映画の華ですね~

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天下太平の江戸時代。大阪で“てれすこ”なる奇妙奇天烈な生き物が捕獲され、人々の話題を集めていた。その頃、江戸・品川の遊郭“島崎”では、売れっ子花魁・お喜乃が、新粉細工職人の弥次郎兵衛に作らせた偽の切り指を愛の証と偽り客に贈って金をせしめていた。お喜乃はある日、弥次さんが自分に気があるのを良いことに、遊郭から連れ出してくれと無理難題を押しつける。ちょうどその時、部屋の外では弥次さんの幼なじみで売れない歌舞伎役者の喜多さんが、舞台での大失態を苦に首を吊ろうとしていた。思わぬ形で再会した弥次さんと喜多さんは、お喜乃の脱走を手助けすると、追っ手を逃れて西へ西へと奇妙な3人旅に繰り出すのだったが…。<allcinema>

古典落語の演目「てれすこ」「狸賽(たぬさい)」「野晒し」「お茶汲み」「浮世床」などを取り入れた人情喜劇は、ただただ笑える、楽しい映画… そして、最後はホロッとさせる… 中村勘三郎さんの魅力がいっぱい弾けている映画でした(もちろん、柄本明さんもですよ~) 狸賽(狸のさいころ)の子狸も、かわいかったなあ~ その狸を食べようと必死に包丁を研ぐ勘三郎さんも、くすっと笑えました…

もうちょっと早く、こんな楽しい作品に出会っていればな~っていう気持ちもあるけど、こんなふうに亡くなった後も、残った作品で人を楽しませることができる勘三郎さん、改めてその存在に感謝の気持ちをもつことができました… 

見て良かった~ 楽しかったです! 息子さんたちのこれから、楽しみですよね~ がんばって欲しいね~